こんにちは、中の人です。
以前、Amazon CloudSearchの概要についてを紹介させていただきました。
CloudSearchを利用する上で難しい点が、見積となります。
自動的にスケールするためにどのくらいの料金がかかるか分かりづらい点が挙げられます。
CloudSearchについては以下の様になっております。
行:データセット(CloudSearch内部のドキュメントの総容量)
列:1日のクエリ回数
~1,814,399回 | ~3,542,399回 | ~5,270,399回 | ~6,998,399回 | ~8,726,399回 | |
---|---|---|---|---|---|
~1GB | small×1 | small×2 | small×3 | small×4 | small×5 |
1GB~8GB | large×1 | large×2 | large×3 | large×4 | large×5 |
8GB~16GB | xlarge×1 | xlarge×2 | xlarge×3 | xlarge×4 | xlarge×5 |
16GB~32GB | 2xlarge×1 | 2xlarge×2 | 2xlarge×3 | 2xlarge×4 | 2xlarge×5 |
※上記を超える場合はパーティションを分ける必要があります。
データセットが増える ⇒ インスタンスサイズが大きくなる
検索回数が増える ⇒ インスタンス数が増える
となっております。
・ ドキュメント数×ドキュメントサイズ
・ 1日の検索回数
がわかれば、見積もることが出来ます。
なお、1日のクエリ回数はaws calculatorから取っており、
(20×インスタンス数+1)×24時間×60分×60秒-1回
というのが各インスタンスの回数制限となっているようです。
他には
・ どのくらいドキュメントをアップデートするか
・ どのくらいインデックスを変更(フィールドの追加などを)するか
といった事が料金の変動する要因となっておりますが、
前者は毎分1回程度行っても月$5以下ですし、後者は格納されたデータに1GBあたり$0.98ですが、通常月に何度もフィールドを追加したりするケースは無いので、それほど料金に影響はありません。
いかがでしたでしょうか?
一見見積もりづらいように見えるCloudSearchですが、上記のような考えとなっているので自社のサイトのデータに照らし合わせることで容易に見積もりすることが出来ます。
これで安心してCloudSearchのパワフルな機能を利用することが出来ます。
次回をお楽しみに!!