こんにちは、Bogartです。
毎日のように最新のWeb サービスの提供が開始される昨今、取り分け新規領域では非常に多くのプロダクトでAWSをインフラに採用していると考えられます。サービスを構築する場合、設計時に想定アクセスユーザーに対して、どれだけのアクセスに耐えられるか負荷試験を行った上で公開するというのは極めて一般的な流れです。
その際にパブリッククラウド側が提供する各サービスの利用上限が見落としがちなボトルネックとなる場合があります、この記事では公開系のWebサービスを構築する際に主に使われるAWSサービスのデフォルトの制限についてご紹介していきます。
主要サービスの制限一覧
主なサービスの制限は2017年10月現在以下の通りになっています。
※ロードバランサは負荷に応じて自動的にスケールアウトする仕組みになっていますが、スケールアウトのタイミングがボトルネックになることがあるため、一定以上のトラフィックが見込まれる場合は事前にスケールアウトを行う暖機申請を行うことが一般的です。
なお各種サービスの制限に関する公式情報は以下のリンクに掲載されています。
AWS Documentation » 全般的なリファレンス » AWS サービス制限
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事がAWSで設けられている制限が皆様のAWS上で構築したサービスの思わぬボトルネックにならないことの一助になれば幸いです。各種上限の緩和申請はサービスによって対応速度が異なることもあるので余裕を持って準備を進めることを推奨します。
サービス公開前の負荷試験の場合や各種対応に少しでも不安がある場合は是非AWSパートナーである弊社までご相談ください!
次回もお楽しみに!