こんにちはシュガーです。
今回はAWSが提供している機械学習サービスのうちの1つ、Amazon Translate についてご紹介をしたいと思います。
Amazon AI とは
Amazon AI とはAWSが提供しているAIソリューションの総称です。
現在AWSが提供しているMLサービススタックは以下のようになります。
AWS re:Invent 2017 で追加された MLサービススタックまとめ
Amazon Translate 概要
Amazon Translateとはディープラーニングを利用したテキスト翻訳サービスです。
Amazon Translateは高速に多言語へと翻訳ができるため、アプリやWebサイトをグローバル対応にすることができます。
2018年6月現在、英語をアラビア語、簡体字中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語の6つの言語へと相互翻訳が可能です。残念ながら日本語はまだ未対応ですが、数ヶ月中に日本語を含む6つの言語(日本語、ロシア語、イタリア語、繁体字中国語、トルコ語、チェコ語)が追加予定とアナウンスされております。
その他機能として、翻訳元の言語がわからない場合、自動的に言語を特定してくれます。
AWS CLIで利用する際は言語コードを指定する必要があるのですが、
SourceLanguageCode=”auto”
とすることでAmazon TranslateはAmazon Comprehendを用いて判別をしてくれるとのことです。
利用方法
Amazon Translateはマネジメントコンソール、AWS CLI、AWS SDKから利用ができます。
マネジメントコンソールから利用する場合はまず「Try Amazon Translate」を選択します。
表示された画面で「Translate text」の項目にて翻訳元の言語(Source language)を選択、入力し、翻訳先言語(Target language)を選択するだけです。
するとあっという間に翻訳結果が返ってきます。
以下はAmazon Translateの公式ページをスペイン語で表示し、Amazon Translateのマネジメントコンソールより英語に翻訳してみた結果です。
今回、翻訳元の言語を自動判別してくれるよう「Auto」としましたが「Detected language: Spanish (es)」と表示されている通りきちんとスペイン語と識別してくれたことがわかるかと思います。
制限事項
Amazon Translateを利用する上での制限事項は以下となります。
・翻訳のカスタマイズ不可
・1リクエストあたり5,000バイトまで
料金と提供リージョン
・料金
従量課金制で100 万文字あたり15ドルです。
為替を120円と計算した場合、1文字あたり0.0018円となります。
Amazon Translateの特徴ページ(英語)の場合、約3,000文字なので5.4円くらいで翻訳できます。
・提供リージョン
2018年6月現在、4つのリージョンで利用が可能です。(バージニア北部・オハイオ・アイルランド・オレゴン)
最後に
Amazon Translate は昨年のAWS re:Invent 2017で発表され、当時はプレビューでしたがその後半年以内に一般公開されたサービスです。
対応言語の拡大もアナウンスされていたりと非常にアップデートが早そうなサービスで目が離せませんね。
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