こんにちは!Narimasaです!
前回は「Amazon DynamoDB編~データをエクスポートしよう~」と題して、AWSコンソールを使ってDynamoDBからデータをエクスポートする手順を紹介しました。
今回は「Amazon EC2編~複数IPを付けてみよう~」と題して、EC2に複数のIPを割り当てる方法をご紹介します。
複数のIPを割り当てることで、1つのインスタンスで複数のSSL証明書を用いたサイト運営や、複数のメール送信元アドレスを持つことができます。
EC2でのIPについて
VPC内のEC2にはENI(Elastic Network Interface)とそれに紐づくIPを追加で割り当てることが出来ます。
割り当てることができるENI、IPはインスタンスのサイズ毎に決まっており、今回テストで使う「t1.micro」ではENIを2つ、IPアドレスを2つ割り当てる事ができます。
Secondary Private IPの割り当て
EC2コンソール画面を開き、「Network Interfaces」を選択します。
追加したいインスタンスにアタッチされているNetwork Interfacesを右クリックし「Manage Private IP Addresses」をクリックします。
※この時、「eni-」の番号を控えておきます。
「Assign new IP」をクリックします。
今回は自動的にIPを割り当てます。「Yes,Update」を選択すればSecondary Private IPsの割り当てが完了します。
Elastic IPの割り当て
EC2コンソール画面から「Elastic IPs」を開きます。
割り当てるEIPを選びます。(無いときはAllocate New AddressをクリックしてEIPを取得します。)
右クリックして「Associate Address」を選びます。
通常、EIPを割り当てるときは「Instances」から該当のインスタンスを選びますが、今回は「Network Interface」から先ほど控えておいたeniを選びます。
次に「Private IP Address」から、追加した「Secondary Private IPs」を選びます。
※既に他のリソースで使っているEIPでも「Reassociation」にチェックを入れることで割り当てが可能です。
「Associate」をクリックするとEIPの割り当てが完了します。
EC2内からはプライベートIPが2つ割り当てられているのが確認できます。
いかがでしたでしょうか。
EC2に複数IPを割り当てることができました。
t1.microでも複数IPを持つことで、利用用途を大きく広げることが可能です。
次回もお楽しみに!!