こんにちは、たいしゅうです。
AWSのサービスを、端的にわかるように紹介をするこのシリーズ。
今回は、AWSのフルマネージド型データベースサービス「RDS」をご紹介いたします。
今回は、以下の流れでご紹介をしていきます。
・概要について
・種類について
・特徴的な機能について
概要について
クラウド上で提供するRDBMSサービスです。
RDBMSって?
RDBMS(アールディービーエムエス)とは、リレーショナルデータベースを管理するソフトウェアの総称です。Oracle,MySQL,PostgreSQLといったようなもの
クラウド上なので、ラック設置などの物理的な運用はもちろん他にも以下のような運用が今までより楽になります
・ RDBMSのインストール
・ パッチ更新
・ レプリケーション、リードレプリカの作成
さらに、作成後にサーバのスペックを変更できたり、ストレージの容量を増やせるなど、の特徴があります。
種類について
さて、概要の次は、利用できるRDBMSの種類をご紹介します。
現在RDSで利用が可能なRDBMSは以下のようになっております。
・MySQL
・PostgreSQL
・Oracle
・SQL Server
以上の4種類から選んでいただくことが出来ます。
RDSはこれらのRDBMSのインストール作業などの運用の負荷が劇的に削減できます。
MySQLとPostgreSQLはもともとフリーのソフトのためライセンスなどは特に用意すること無くご利用いただけますが、OracleとSQL Serverに関しては、利用をするためにライセンスが必要です。
しかし、RDSはそれぞれの時間単価の中にこのライセンス量も含まれているので、ユーザーがライセンスを用意する必要なくご利用できます。
さらに、ライセンスが時間単価に含まれているので、ユーザーは、いつでも利用を停止することが出来ます。
RDBMSの種類の次は、インスタンスタイプの種類を紹介します。
インスタンスタイプは主に以下のような3つがあります。
・R3インスタンス
・M3インスタンス
・T2インスタンス
R3インスタンス
このインスタンスの特徴はメモリに特化したインスタンスで通常のM3インスタンスより大きいメモリを積んでおります。
M3インスタンス
このインスタンスは、スタンダードなインスタンスで、コア数、メモリ共に普通の一般的なインスタンスです。
T2インスタンス
このインスタンスは、ミニマムなデータベースに最適なインスタンスになっております
このように用途に合わせてインスタンスの種類を選ぶことが出来ます。
特徴的な機能
RDSにはいくつかの特徴的な機能があります。
今回紹介するのは以下の3つになります。
・Multi-AZ機能
・RR(リードレプリカ機能)
・自動バックアップとリストア
Multi-AZ機能
こちらの機能の説明の前にAZについて簡単に紹介します。
AZとは?
AWSのデータセンターのある地域(リージョン)の中で複数拠点に分かれているデータセンターのことをアベイラビリティゾーンといいます。
つまり、AZとはこのアベイラビリティゾーンのことです。
Multi-AZとは、データベースの可用性を高める事ができる機能です。
通常データベースは、冗長構成を組む際に必ず、親機と子機のデータの同期を取らなくてはいけません。
この同期を取る構成をユーザーが組む必要があり、ここでも運用の手間がありましたが、このMulti-AZ機能を利用することで、AWS側が自動で親機と子機のデータの同期を取ってくれ、さらに、フェイルオーバー機能を使い、親機に障害があった際に自動で子機に切り替えが行われます。
RR(リードレプリカ)機能
リードレプリカ機能は、読み取り専用のレプリケーションを作成できる機能です。
この機能を使うことで、親機に読み取りにかかる負荷を軽減できます。
これにより、親機のパフォーマンスが向上します。
自動バックアップとリストア
RDSの最大の特徴の自動バックアップ機能は、最大5分前までのリカバリが出来る機能です。
障害時や誤作動が起きた際に、5分前の状態に戻すことが出来ます。
このバックアップも、簡単な設定を行うだけで、後はAWS側で勝手にバックアップを撮り続けてくれます。
さらに、このバックアップデータは最長で35日間まで保存することが出来ます。
いかがだったでしょうか。
RDSとは一体どんなサービスなのかということはわかって頂けたでしょうか。
RDSを使った人はもう普通のデータベースには戻れないというくらい、RDSを使うことでのメリットがあります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
それではまた来年。
今年も【ナレコムクラウド】のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
1月5日より、レシピも再開致しますので乞うご期待くださいませ!!