こんにちは、TKです。
今回は少し前に出たCentOS7について触る機械があったので以前との変更点を纏めてみたいと思います。
Amazon LinuxはCentOSを元にしているのですが、今回のCentOSはAmazon Linuxと同じものを前提にしていると手間取る部分がありました。
CentOSの以前のバージョンではユーザは作られておらず、デフォルトでのアクセスはrootになっていました。
今回の変更ではcentosユーザが新たに追加されており、そちらからログインするようになりました。
今までのようにrootで入ろうとするとcentosユーザでのログインを求められます。
CentOSでroot昇格する際に認証パスワードを付ける場合
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# sudo passwd centos # sudo passwd root |
それぞれにパスワードを設定します。
次にユーザの認証設定ファイルを作成します。
Amazon Linuxでは最初からできているファイルですがCentOSでは作成する必要があります。
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# sudo visudo -f /etc/sudoers.d/cloud-init centos ALL = (ALL) ALL |
これで設定完了です。
ミドルウェアの設定後、サービスの開始や再起動を行おうとすると、従来のコマンドではできないことに気がつきました。
CentOS7ではこの辺りのコマンドも変わっているようです。
調べてみるとsystemctl コマンドを使い行うようになっています。
今回apacheの例を挙げてみると
システムの開始
1 |
# systemctl start httpd |
再起動
1 |
# systemctl restart httpd |
自動起動設定
1 |
# systemctl enable httpd |
自動起動確認
1 |
# systemctl is-enabled httpd |
という流れになります。
主な部分は以上になります。
いかがだったでしょうか。
今回はCENTOS7での細かい設定の変更についてご説明しました。
次回もお楽しみに!