こんにちは、TKです。
aws-shellというものがプレビューされていたので使用してみました。
[aws-shellについて]
aws-shellはaws-cliの支援ツールです。
12月頃に公開されたものですが、どんなものか確かめるために導入してみます。
[aws-shellのインストール]
aws-shellはaws cliと同じくpipでインストールするようです。
インストールにはboto3が必要なため、入っていない場合はインストールします。
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pip install boto3 |
aws-shellをインストールします。
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pip install aws-shell |
最新版が自動的にインストールされるわけではないようなのでアップデートも行います。
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pip install --upgrade awscli |
次に通常のAWS cliと同じようにクレデンシャル情報を入力します。
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aws> configure AWS Access Key ID [****************XKZA]: AWS Secret Access Key [****************dSat]: Default region name [ap-northeast-1]: Default output format [json]: |
設定完了後、実際にaws-shellを起動します。
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aws-shell |
適当に一文字打つと対象の文字が含まれているCliコマンドの一覧が表示されました。
コマンドの選択は下キーを押して対処のコマンドの列を選択し、スペースキーを押すことでできます。
使い方は通常のcliコマンドから最初のawsを抜いた形でコマンドを打ちます。
コマンドを入力するとコマンドの内容の説明が下に出るのですがこの時表示が崩れてしまいます。
F5キーでヘルプを押すことで説明を消して対処できるのですが、ここは改善に期待です。
jqをインストールしている場合、jqを使用したコマンドも使うことができます。
また、通常のコマンドも先頭に!を付けることで使用することができます。
この時Tabキーでのディレクトリ名補完機能は使うことができません。
いかがでしたでしょうか。
aws-shellを使ってみた感想としてはスペルのミスを防げる、コマンド入力速度の向上という点で便利でした。
ただ、最低限コマンド使用時の文法は知っている必要があるため、
完全な初心者向きではなく、ある程度こなれた中級者向きといったところでしょうか。
便利に感じましたが色々気になる点があったので、
将来的にはもっと使いやすく便利になることを期待しています。
次回をお楽しみに!