Amazon ECS編 ~ECSのモニタリング項目~

今回はECSのモニタリング項目についてご紹介いたします。

ECSのモニタリング内容
デフォルトでモニタリングできる項目は以下の4つです。
CPUUtilization、MemoryUtilization、CPUReservation、MemoryReservation

それぞれの項目についてご説明します。
■CPUUtilization
EC2の場合、通常のCPU使用率になりますが、ECSの場合、CPUユニットという独自基準で判断します。

全体CPUユニット数は、ECSコンテナインスタンスのCPUコア数*1024で計算します。そのユニットの内クラスターに割かれているユニット数が全体ユニット数になります。
そこから実際に使用されているCPUユニット数を全体ユニット数で割ったものがCPUUtilizationの割合になります。
現在100ユニットをクラスターに割り当てていて、そのうち30ユニットを使用している場合、
CPUUtilizationは30%となります。

■MemoryUtilization
こちらもCPUUtilizationと同じくクラスターに割り振られたメモリユニット数の内、どれだけメモリユニットが使用されているかという数値になります。全体ユニット数は、ECSコンテナインスタンスのメモリ容量(MB) × 1024で計算します。・全体ユニット数
ECSコンテナインスタンスのメモリ容量(MB)*1024

■CPUReservation
全体CPUユニット数の内、どれだけクラスターで使用領域が取られているかという内容になります。
全体1024ユニット中614ユニットが予約されている場合60%となります。

■MemoryReservation
全体Memoryユニットの内どれだけ現在のクラスターに割かれているかを示しています。

以上がECSのモニタリング項目のご説明となります。

いかがでしたでしょうか。
今回はECSで取得できるメトリクスについてご紹介いたしました。
次回は実際にメトリクスを取得してみたいと思います。
次回をお楽しみに!

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