こんにちは!Tamaです!
今回はClassic Load Balancer(CLB), Application Load Balancer(ALB)に続き3つ目の負荷分散装置となるNetwork Load Balancer(NLB)を紹介します。
まずはNLBにEC2を紐付けHTTPアクセスを試してみます。
AWS Network Load Balancer(NLB)とは
AWS Network Load Balancer(NLB)は、以下のような特徴があります。
・低レイテンシ
ロードバランサでの処理が少なく他のタイプに比べ応答時間が早い
アクセス急騰にも対応
・静的IPアドレス割り当て
IPが各ゾーンに自動的に割り当てられフロントエンドとして利用することが可能
・固定IPの割り当て
上記のIPに固定IPを割り当てることが可能
NLBの登場により、例えばNLBとMQTTブローカーを組み合わせることでAWS IoT相当のものが自前で構築できるようになりました。AWS IoTで対応できない独自ドメインのエンドポイントやQoS3に対応させた上で負荷分散もできる構成が可能になります。
今回はまずはNLB設定に慣れるため、HTTP通信をやり取りできる構成を構築してみます。
NLB設定
Network Load Balancerを選択します。
HTTPでテストを行うためリスナーに80番ポートを設定します。
固定IPは取得から設定までこの画面で行うことが可能です。サブネットに対して1つまで設定ができます。
NLBではセキュリティグループの割り当てがなく、すぐターゲットグループの設定になります。
プロトコルはTCPポートが指定可能です。今回はHTTPのため80番ポートを指定しました。
ターゲットグループにターゲットとなるEC2を登録します。
対象のEC2を選択し「登録済みに追加」をクリックします。登録済みターゲットに即時反映されるので確認しましょう。
ここでの設定は後ほどターゲットグループから変更が可能です。
以上で設定は完了です。
EC2のセキュリティグループはサブネットのCIDRを設定しておきます。
ヘルスチェックが通りターゲットの状態がhealthyに変わったことを確認しブラウザからNLBのエンドポイントにアクセスします。
他のロードバランサと同様にアクセスすることが出来ました。
無事接続が確認できました。
次回はMQTTでの設定と疎通の確認を行います。
関連記事:AWS Network Load BalancerでMQTT 接続編
またお会いしましょう!