AWSの一部サービスで秒単位の課金体系に対応!(10月2日より)

こんにちは、たいしゅうです。

今回は、2017年10月2日より対応が開始されるという、AWSの一部のサービスで秒単位での課金が対応されるということをご紹介したいと思います。
参考ブログ記事:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-per-second-billing-for-ec2-instances-and-ebs-volumes/

1秒単位で課金というと、「1秒刻みでサーバを立ち上げたりとめたりしないよ」と思われるかもしれませんが、秒単位での課金ができるということは、もちろん分刻みでも対応できるということになります。
これまで、スケールアウト、スケールアップなどのスケール対応を行なった場合、実際に利用したのは、30分ほどだったとしても、1時間の課金になっておりました。今回の秒単位の対応によって、30分の利用はそのまま30分の利用分の課金になります。つまり、これまでのクラウドの柔軟性をさらに高めることができるようになります。

EC2だけじゃない!EMRも秒対応!ということは…
さらに、今回は、仮想サーバのEC2だけで無くなんと、EMRなどといったサービスも秒単位での課金となります。
つまり、バッチ処理を行なうために利用されるEMRもバッチ処理をした分だけの課金に変わります。これにより5分間数百台のクラスターを立ち上げて分散処理を行なうなんてこともできるようになります。
これまでは、1時間単位での課金となっていたので、例えば、0.512USD/時間のインスタンスを100台利用した場合単純に計算をすると51.2USD/時間の費用が発生していました。
これが、今回の秒単位になったことで、同じインスタンスを5分間100台利用した場合1台当たり約0.0085USD/分となるのでしたがって、5分間100台利用した場合は、約4.26USDの費用となります。金額差は、約46.94USDとなります。コスト差は、圧倒的ですね!

まとめ
今回の秒単位の対応で注目したいのは、コスト差だけでなく、柔軟性、伸縮性がさらに向上すると思われます。
現段階では、詳しい秒単位での料金などは発表されておりませんが、そのうちDWHのRedshiftやRDSなどといったサービスも秒単位で提供されるようになるのではと感じています。そうなったら、本当の意味で「使いたいときに使えて、やめたいときにすぐにやめられるクラウドサービス」が確立されるのではないかと私は感じました。

今回は、以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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