こんにちは!Rookieです。
前回は『Amazon CloudFront編~アクセスログを取得してみよう!~』と題して、CloudFrontのアクセスログの取得方法について記述しました。
今回からのレシピでは『Amazon SWF編~Simple Workflow Serviceを使ってみよう!~』ということで、Amazon Simple Workflow Serviceについて、2回にわたってお話していきたいと思います。
まず今回のパート①では、Amazon Simple Workflow Serviceの概要について簡単に説明します。
Amazon Simple Workflow Serviceとは?
Amazon Simple Workflow Service (通称:Amazon SWF)は、スケーラブルで耐障害性のあるアプリケーション構築を実現するためのワークフローサービスです。
主に以下のような3ステップの流れになります。
※なお現在、東京リージョンではベータ版サービスとなっています。
Amazon SWFを利用すれば、1つのアプリケーションを構築するうえで発生するさまざまな処理ステップをタスクとして作成することで、スムーズな作業の実行を可能にします。
また、このサービスはアメリカのNASAでも画像処理等を行う上で利用されています。
Amazon Simple Workflow Serviceのメリット
Amazon SWFには、以下のようなメリットもあります。
① 簡単に利用できる!
ワークフロー提供製品の中には専門言語の習得が必要なもの、また高コストであったりと、容易に利用が出来ないものもあります。
その点、Amazon SWFでは一般的なプログラミング言語を利用でき、AWSの方でSDKも用意されているため、操作も容易です。
② ワークフローの追加・削除が容易!
Amazon SWFでは疎結合モデルが採用されています。
1つ1つのワークフローが独立しており柔軟性が高いので、アプリケーション構築を行っていく上でワークフローに変更が発生しても、アプリケーション全体の作業に影響することはありません。
このため、ワークフローの追加や削除も容易におこなうことができ、迅速に対応することが可能です。
③ オンプレミスとの連携も可能!
ワークフローにおいて、AWS環境とオンプレミス環境の連携ができるので、ワークフローの途中で人を介するワークフローも実現可能になります。
Amazon Simple Workflow Serviceの利用において登場する用語
Amazon SWFを操作していくうえで出てくる用語を、以下に簡単にまとめておきます。
用語 | 説明 |
---|---|
ワークフロー | 実行する処理の一連の流れを定義する単位 |
ドメイン | 作成したワークフローの名称 |
ワークフローエグゼキューション | ワークフローのプロセス |
アクティビティタイプ | ワークフローの中の処理の単位 |
ワークフロースターター | ワークフローを開始するアクター |
アクティビティ | アクティビティタイプごとに発生するタスクを実際に処理するアクター |
デザイダー | ワークフローにおいて、タスク処理のルーティングを決めるアクター |
ワーカー | アクティビティおよびデザイダーを動かすプログラム |
いかがでしたでしょうか?
Amazon SWFを活用すると、アプリケーションの構築をする上でのワークフローを簡単に作成でき、効率良く作業できるので、是非確認してみて下さい!
次回は『Amazon Elastic Beanstalk編~Elastic Beanstalkを使ってみよう!パート①~』と題して、お話していきたいと思います。
お楽しみに!
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