通常のロードバランサーとELBの比較

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こんにちは!HALです。

今回はAWSのロードバランサーサービス「ELB」に関して、一般的な負荷分散装置とどんな点が違うのか、まずは技術よりではなくて、一般的な事項としてご案内していきます。

■ELBが他のロードバランサーと異なる大きな特徴

[1] スケーラブル
トラフィックの増減に応じて、ELB自身が自動的にスケールします。
一般的なロードバランサーはサーバ同様スペックという概念があって、トラフィックの増減に応じて、サイジングが必要になりますが、ELBについて必要ありません。

[2]可用性が高い
ELBは異なるアベイラビリティーゾーン(DC)内のEC2インスタンスに負荷分散が可能という特徴があります。
これは、物理的に異なるDCに跨って、トラフィックを分散することが可能になります。
一方のDCが大規模障害等で利用できなくなった場合でもサービスの継続が可能になります。
一般的な物理的なロードバランサーでは別れたDCにトラフィックを分散するなんてことは不可能だと思うので、可用性が高いという点で違いがあります。

[3]負荷分散方式
ELBは基本的にはラウンドロビンによる負荷分散方式のみです。
(ラウンドロビンは配下のサーバに均一にトラフィックを分散する方式)
また、アベイラビリティーゾーンに対して均一に分散するという特徴もELBにはあります。
例えば、DC1は2台、DC2は10台のサーバがあった場合はDC1,2に均一に分散するので、1台のサーバとしては均一にトラフィックが流れないようになるので、注意が必要になります。

[4]セッション維持数
一般的なロードバランサーでは製品に応じて、セッション維持数の上限があるかと思いますが、上述の通り、ELBは自動的にスケールするため基本的にはこの概念がありません。

[5] ヘルスチェック方式
ELBは、Pingプロトコル、pingポート等のヘルスチエック方法の指定が可能です。
アプリケーションレベルのチェックには対応していません。

[6]設定方法
ELBの場合、一般的なロードバランサーとして設定が簡単です。
AWSの管理画面から接続するEC2やちょっとした設定を行うだけで設定を行うことが可能です。
※本レシピ内の参考記事
Amaon EC2~ELB設定編~
Amazon EC2編~ELBでAuto Scalingをしてみよう!パート①~
Amazon EC2編~ELBでAuto Scalingをしてみよう!パート②~

[7] 冗長化構成
ELB自身が多重化している仕組みとなっております。
他のロードバランサーは任意で冗長構成を組む必要がありますが、そのようなことは必要ありません。

[8]料金体系
ELBはELBの稼働時間及びELBを通過したトラフィックに応じて課金される従量課金となっております。
他のロードバランサーは他のHW製品と同様に機器費用、保守費用といった料金体系になっておりますので、ELBは初期費用が発生しない体系となっております。

[9] ソーリーコンテンツ定義
現時点ではソーリーコンテンツ定義は、Route53というAWSのDNSサーバと組み合わせする必要があります。
他のロードバランサーではロードバランサー単体で実装できるものもあります。

いかがでしたでしょうか?
別記事の『5分でわかるELB』と合わせて読んで頂くと、ELBの概念的な部分はわかって頂けるかと思います。

次回もお楽しみに!!