こんにちは、たいしゅうです。
今回は、Amazon EC2 Container Registry(ECR)について概要を説明したいと思います。
従来は、複数のAWSリージョンにまたがるEC2のクラスタに自社でクラスター管理インフラストラクチャのインストール、運用、スケールを行うなど複雑な作業が必要でした。
ECRを利用することで、AWS上における「Docker」コンテナイメージの保存や管理、配備を容易にするための、完全マネージド型のDockerコンテナレジストリが提供されます。
では、このサービスがどんな機能を持っているかを確認していきたいと思います。
Amazon EC2 Container Service(ECS)の統合
Amazon EC2 Container Registry は Amazon ECS と統合されているので、Amazon ECS で稼働中のアプリケーションのコンテナイメージの保存、実行、管理を容易に実行できます。タスク定義でAmazon ECRリポジトリを指定するだけで、Amazon ECSによってアプリケーションに最適なイメージが取得されます。
Docker のサポート
Amazon ECR には、クラウド、オンプレミス、ローカルマシンなど、どのような Docker 環境からでも容易にアクセスできます。
高可用性と耐久性
Amazon EC2 Container Registry では、コンテナイメージが Amazon S3 に保存されます。データは冗長化されて複数の施設に保存され、各施設で複数のデバイスに保存されます。
アクセスコントロール
Amazon EC2 Container Registry では、AWS Identity and Access Management によってコンテナイメージにアクセス可能な人や機能 (EC2 インスタンスなど) の制御とモニタリングを実施でき、アクセス可能な方法、時間、場所も指定することができます。
暗号化
Amazon EC2 Container Registry とのコンテナイメージの送受信は、HTTPS 経由で行えるため暗号化され安全に利用ができます。また、保存されたイメージは Amazon S3 のサーバー側の暗号化を使用して、自動的に暗号化されます。
モニタリング
Amazon EC2 Container Registryの重要な機能メトリクスは、AWSマネジメントコンソールに表示されます。コンテナイメージのサイズを確認でき、使用中のストレージやデータ転送などのリソース消費状況も簡単に確認ができます。
お値段は?
最低料金や前払いの義務はありません。リポジトリに保存するデータとインターネットに転送するデータの量に対してのみ、下記の料金が発生します。
ストレージの料金は 0.10 USD/GB/月です。
データ転送料は、標準のAWS 転送料金と同じでAWSからのアウト分のみ下記の料金が発生します。
10 TB まで/月 $0.140 /GB
次の 40 TB/月 $0.135 /GB
次の 100 TB/月 $0.130 /GB
いかがだったでしょうか、今回は概要程度の紹介となりましたが、ECRについてわかって頂けましたでしょうか。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました
それではまた、次回