こんにちは!Tamaです!
今回は2017年2月14日にリリースされたEBS(Elastic Block Store)の新機能エラスティックボリュームを検証していきます。
これまでEC2インスタンスにアタッチされたEBSの容量を変更するには
・インスタンスの停止
・EBSボリュームのデタッチ
・スナップショットの作成
・容量を変更したEBSを作成
・EBSボリュームをアタッチ
・インスタンスの起動
・容量を確認
と、どうしてもインスタンスの停止が必要でした。
新機能エラスティックボリュームによりインスタンスを停止することなく容量を変更することが可能になります!
参考URL:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-ebs-update-new-elastic-volumes-change-everything/
EBSボリュームの変更
ボリュームの変更はEC2コンソールから行います。
一覧から対象のボリュームを選択、「アクション」の「Modify Volume」をクリックします。
変更できる内容はボリュームのタイプと容量、プロビジョンドIOPSの場合はIOPSの変更が可能です。
EBS作成時と同程度の変更ができますが、容量の変更に関しては拡張のみが有効で現状より小さくすることは出来ません。
状態が「in-use – completed (100%)」になると変更完了です。
最後にログインしファイルシステムのリサイズを行います。
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#growpart /dev/sda 1 # resize2fs /dev/xvda1 |
Dfコマンドで確認してみると拡張出来ているのが分かります!
検証
実際に停止が行われないか検証を行っていきます。
下記10秒毎に日時ファイルを生成するスクリプトを実行したままボリュームの変更を行ってみました。
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#!/bin/bash while :;do date +"%Y-%m-%dT%H:%M:%S" > `date +"%Y-%m-%dT%H:%M:%S"` sleep 10 done |
ボリュームサイズの変更
まずは、ボリュームタイプはそのままにサイズを8GBから10GBへの拡張を行いました。
日時ファイルが10秒毎に生成されファイルの破損もありませんでした。
ボリュームタイプの変更
次にボリュームタイプをgp2からプロビジョンドIOPSに変更しましたが同様に10秒毎に生成され破損もありませんでした。
今回の検証の場合どちらも5分程度で完了しました。
また、検証中に分かりましたが6時間空けないと次の変更はできないようなので変更の際は注意が必要です!
まとめ
・ボリュームサイズの拡張、ボリュームタイプの変更がインスタンスの停止なしで可能
・ボリュームの再変更は6時間おかないとできない
6時間おきという制約はありますがサービスを停止させることなくボリュームを拡張できるようになりスケーラビリティが向上しただけでなく、ボリューム容量をトリガーに停止を気にすることなく自動で拡張を行うことも可能です。
今回は以上になります!
お疲れさまでした!
またお会いしましょう!