Amazon ELB編~ELB と Route53 の比較~


こんにちは!コータです。

今回からAWSレシピの記事を担当することになりました。
現在、AWSのスーパーエンジニアになるため日々勉強中!!
AWSの良さを多くの方に知って欲しい!もっと使って便利さを感じて欲しい!という熱い想いで、出来るだけ沢山の記事を書いて行こうと思います。
よろしくお願いします(^^ゞ

さて、少し前の話になりますが、2013年5月31日のAmazon Web Servicesブログで、Route53のDNSフェイルオーバー機能がElastic Load Balancingのエンドポイントをサポートしたことが発表されました!

これによりRoute53のヘルスチェック対象としてELBが指定できるようになり、ELBを挟んだフェイルオーバー処理が可能となりました。

それを受けて、今回はELBとRoute53についてお話をしたいと思います。

ELBとRoute53は、どちらもヘルスチェック機能があったり、ルーティングのサポート機能があったりとどこか似ている部分があるかと思いますが、この2つの違いについてご紹介します。

ELBとRoute53の詳しい使い方などはこちらを参照してください。
Amaon EC2~ELB設定編~
Amazon Route53編~サイトを公開してみよう!パート①~

それでは、まずはヘルスチェック機能から見ていきましょう。

ヘルスチェックの比較


ELBのヘルスチェックは以下のような項目で設定できます。

ELB healthcheck

各項目を簡単に説明しますと以下となります。

Response Timeout 何秒応答がなければ「接続失敗」と判断するか
Health Check Interval ヘルスチェックをおこなう間隔
Unhealthy Threshold 何回連続で「接続失敗」をすると振り分けを行わなくなるか
Healthy Threshold 何回連続で「接続成功」をすると振り分けを再開するか

これに対してRoute53は、ヘルスチェックによる監視は30秒固定であり、また「振り分けの停止・再開」はともに3回連続で失敗・成功することが条件となります。

次に、ルーティングについて見てみましょう。

ルーティングの比較

ELBではEC2インスタンスのみに対して、リクエスト数やコネクション数が均等になるようにトラフィックを分散します。

これに対して、Route53はS3やELB、CloudFrontなどをルート先に選択することができます。さらに、Routing Policyとして以下の形式を選ぶこともできます。

Route53 Routing

Simple 通常のDNSと同じような働きをするラウンドロビンです。
Weighed 重み付けラウンドロビン(WRR)と呼ばれ、トラフィックを任意の比率でサーバに振り分けることができます。
Latency レイテンシベースルーティング(LBR)と呼ばれ、レイテンシが最小のリージョンにルーティングします。
Failover 障害発生時に設定したサーバにルーティングします。

まとめ


ELBについて
EC2インスタンス間でトラフィックの負荷が均一になるように分散し、耐障害性に優れたアプリケーション運用を可能にします。そのため、ヘルスチェックも細かく設定ができるようになっています。しかし、障害が発生した場合は振り分けをおこなわないようにするだけで、フェイルオーバー処理はサポートしていません。そして、負荷が均一になるように分散をおこなうことを目的としているので、ルーティング方法の選択などもありません。

Route53について
ユーザのリクエストをEC2やELB、S3などの各サービスへ接続をおこないます。接続されているかの確認が出来ればよいため、ヘルスチェックもELBほど細かく設定する必要がないと思われます。しかし、Route53はフェイルオーバー処理が可能なため、接続が出来なくなったら別のEC2やS3などに接続されるということが可能となります。さらに、ユーザを各サービスへ接続するために、WRRやLBRを選択することにより、ユーザを適切にサービスへ接続させることが出来ます。

つまり、ELBはEC2にかかるトラフィックの負荷を分散するサービス、Route53はエンドユーザと各サービスを接続するサービスと言えますね。

例えば・・・・
運営しているサイトで障害が起こってしまった時、バックアップのWebサイトに切り替えたいといった場合は、S3に対してフェイルオーバー処理がおこなえるルート53が良いでしょう。しかし、複数のEC2の間でトラフィックの負荷を分散したいのならば、ELBを使う必要があります。

いかがでしたでしょうか?

次回は「Amazon RDS編~リードレプリカへの書き込み~」と題して、リードレプリカへの書き込みをおこなう方法をご紹介します。
お楽しみに!

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