ナレコムAWSレシピ Amazon Linux 2について

TKです。

今回は新しく公開されたAmazon Linux 2の設定方法についてご紹介したいと思います。

Amazon Linuxとは

Amazon LinuxとはAmazon独自のLinux ディストリビューションです。Redhat6ベースに開発されていて、RedhatやCentOSとほぼ同じコマンド操作が可能です。また、AWSとの連携を目的としたaws-cliなどのツールや設定があります。

Amazon Linux 2での違いについて

Amazon Linux 2ではAmazon Linuxから以下の部分が変わっています。

1、 ディストリビューションのベースがRedhat6系からRedhat7系に
基本的なコマンド操作がRedhat6からRedhat7系に変わっています。これにより、サービスの起動停止、時刻言語設定等で設定手順が変化することになります、

2、 新たなサポート内容
現在のAmazon Linuxは継続的なアップデートにより最新の環境にするという提供内容になっていました。Amazon Linux 2ではそれに加えて長期サポート(LTS)が提供される予定となっております。LTSでは5年間に渡りコアオペレーティングシステムにセキュリティパッチとバグフィックスを提供し続けると共に、ユーザにABI(Application Binary Interface)とAPI(Application Programming Interface)の互換性を維持します。互換性を保つことにより、ユーザが使用しているアプリケーションがアップデートにより使用不可になることを防ぐことになります。

3、 オンプレミス環境での使用が可能に
現状EC2,ECSのみでの使用を想定したAmazon Linuxに対し、}Amzono Linux 2では物理サーバ上で動作させることができる仮想イメージの提供が予定されております。これにより、オンプレミス環境での開発、テストが可能になります。仮想化方式はVMware、Microsoft Hyper-V、Oracle VM VirtualBoxに対応しています。

4、 セキュリティ強化
Amzon Linux 2ではパッケーをも厳選することにより、脆弱性問題についてのリスクを減らしています。重要なセキュリティパッチは起動時に自動的に適用されます。

今回は以上となります。
Amazon Linux 2は既に公開されており、今すぐ使用可能です。

次回もお楽しみに!

この記事を書いた人

aws-recipe-user