渡邊です。
この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する Amazon AI by ナレコム Advent Calendar 2018 の10日目になります。
はじめに
AWS re:Invent 2018で発表されました新サービス『Amazon Timestream』について調べました。
2018年12月10日現在、プレビュー中であり、GA(一般公開)はまだ先となっております。
概要
『Amazon Timestream』は次のような特徴があります。
- ・時系列データに特化したデータベース
- ・フルマネージド型
- ・サーバレス
- ・スケーラブル
- ・高速
- ・安価(毎日数兆件のデータが来る環境ではRDBの 1 / 10 の費用との試算)
- ・Write / Query リクエストとストレージに対して課金
- ・ストレージは Memory / SSD / Magnetic の3種
ユースケース
利用イメージは下図です。
- DevOps : アプリケーションやサーバのモニタリングデータ
- IoT : IoT デバイスからのセンシングデータ
- Industry: 産業機器のテレメトリデータ
また、私は学生時代に物理学を専攻していたのですが、自然科学、科学技術、医療などの分野において、時系列データ処理のニーズは多いように思います。
価格
下記の項目で課金されます。
- ・書き込み
- ・読み込み(クエリ)
- ・ストレージ(メモリ、SSD、HDD)
- ・データ転送
価格については下記ページをご覧下さい。計算例も掲載されております。
Amazon Timestream pricing
https://aws.amazon.com/jp/timestream/pricing/
おわりに
以上、『Amazon Timestream』について調べてみました。
プレビューで実際に動かしてみたら、改めてレポートしたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
参考リンク
Amazon Timestream
Fast, scalable, fully managed time series database
https://aws.amazon.com/jp/timestream/
re:Invent 2018 / Andy Jassy Keynote / Amazon Timestream
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/reinvent-2018-andy-keynote-amazon-timestream/
【12/5 最新版】AWS Black Belt Online Seminar AWS re:Invent 2018 アップデート情報
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/125-aws-black-belt-online-seminar-aws-reinvent-2018
※69ページ目にAmazon Timestreamの説明があります。
【AWS Black Belt Online Seminar】AWS re:Invent 2018 アップデート速報
https://www.youtube.com/watch?v=7We8Fokz7UM
時系列データベースという概念をクラウドの技で再構築する
https://blog.yuuk.io/entry/the-rebuild-of-tsdb-on-cloud
時系列データベースに関する基礎知識と時系列データの符号化方式について
https://techlife.cookpad.com/entry/timeseries-database-001
時系列DB・可視化のいまむかし
https://qiita.com/41semicolon/items/10edb83e6d6db25ef02c