こんにちは! JQです。
前回は『EMR編~ELBのアクセスログをEMRで解析~』と題して、ELBの新機能であるアクセスログ機能で取得したデータをEMRで解析を試してみました。
今回は『OSS編~Puppetでサーバ設定管理①~』と題して、サーバ設定管理ツールのPuppetを試してみたいと思います。
Puppetとは
Rubyで構築されたスタンドアロンおよびクライアント/サーバー構成のサーバ設定管理ツールです。
Puppet Labsという企業が開発しており、オープンソース版と商用版の「Puppet Enterprise」の2つがあります。
今回はAmazonLinuxで試してみます。
設定
1.インストール
yumコマンドにてインストールします。
○サーバ側
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$ sudo yum -y install puppet-server |
以下の部分を有効にします。
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$ sudo vim /etc/sysconfig/puppetmaster PUPPETMASTER_MANIFEST=/etc/puppet/manifests/site.pp PUPPETMASTER_LOG=syslog |
空のマニフェストファイルを用意して起動します。
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$ sudo touch /etc/puppet/manifests/site.pp $ sudo /etc/rc.d/init.d/puppetmaster start $ sudo chkconfig puppetmaster on |
○クライアント側
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$ sudo yum -y install puppet |
以下を設定します。
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$ sudo vim /etc/sysconfig/puppet PUPPET_SERVER=[サーバドメイン] PUPPET_LOG=/var/log/puppet/puppet.log |
起動します。
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$ sudo /etc/rc.d/init.d/puppet start $ sudo chkconfig puppet on |
2.認証設定
サーバ側で認証を行います。
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$ sudo puppetca --list "ip-xx-xxx-xxx-xx.ec2.internal" (4A:82:5F:39:B1:82:F4:CE:82:F2:97:4D:DA:99:9B:A8) |
証明書を有効にします。
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$ sudo puppetca --sign ip-xx-xxx-xxx-xx.ec2.internal |
3.マニフェストの設定
サーバ側でマニフェストを設定していきます。
最初に作成したsite.ppに実行する設定を記述します。
今回は空のファイルを作成してみたいと思います。
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$ sudo vim /etc/puppet/manifests/site.pp exec { 'test': command => '/bi |
n/touch /home/ec2-user/test.txt’
}
4.確認
クライアントで確認してみます。
下記コマンドで直ぐに反映してみます。
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$ sudo /etc/rc.d/init.d/puppet reload |
成功していればファイルが作成されます!
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$ ls /home/ec2-user/ test.txt |
いかがでしたでしょうか?
次回は『OSS編~Puppetでサーバ設定管理②~』と題して,Puppetのマニフェストをもう少し詳しく触れてみたいと思います。
お楽しみに!!!