こんにちは! JQです。
前回は『AWS SDK Rubyを使ってみよう!』ということでお話しました。
今回は『python版のCommand Line Tool』についてお話したいと思いますが、
その前にAWSの更新情報をご紹介します。
先日、AWSのAmazon Linux AMI 2013.03が利用可能となりました!
今回のVersionの変更点としては以下になります。
● Kernel 3.4.37へのアップグレード
● OpenSSH 6への移行。
● OpenSSL 1.0.1の追加。
● 新しいAWS Command Line Interfaceのデベロッパープレビュー版の追加。
● いくつかの新しいパッケージの追加と既存パッケージの更新。
さらに詳しい情報がお知りになりたい方は、Amazon Linux AMI 2013.03 リリースノートをご覧下さい。
最初からCommand Line Toolが入っているのは助かりますね!
さて、ここから本題に入りまして、『Command Line Toolに関して記述したいと思います。
今までのCommand Line ToolはJavaで構築されており、JVMがバックグラウンドで起動しておりました。
新VersionのAmazonLinuxで追加となったAWS Command Line Interfaceはpythonで書かれており、
Java版よりかなり軽量化がされております。
そのpython版を今回はローカル環境のCentOS 6.4の環境で試してみます。
1.pythonのモジュール管理のインストール
easy_installを利用する為、python-setuptoolsをyumでインストールします。
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# yum –y install python-setuptools |
2.awscliのインストール
インストールしたモジュール管理のeasy_installでCommand Line Toolをインストールします。
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# easy_install awscli |
3.環境設定
AWSへの接続情報とリージョンを指定したファイルを作成します。
例、awscliconfig.txt
—————————————————————————————
[default]
aws_access_key_id = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
aws_secret_access_key = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
region = ap-northeast-1
—————————————————————————————
上記へのパスをprofileに等で変数にエクスポートされるようにします。
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# export AWS_CONFIG_FILE=/path/ awscliconfig.txt |
これで設定は完了です。
5.それでは実際にコマンドを叩いてみましょう!
※ヘルプ
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# aws help |
※EC2コマンドヘルプ
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# aws ec2 help |
※インスタンス情報取得
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# aws ec2 describe-instances |
また、下記のコマンドを叩く事でコマンドの補完を有効にする事が出来ます。
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# complete -C aws_completer aws |
下記の様にTabを叩く事で入力補完がされます。
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# aws [Tab] autoscaling datapipeline elasticbeanstalk emr opsworks s3 sqs swf cloudformation directconnect elastictranscoder iam rds ses storagegateway cloudwatch ec2 elb importexport redshift sns sts |
いかがだったでしょうか?
インストールに成功している場合は、正常に結果が返ってきていると思います。
他にもプロファイルの切替など出来る事はたくさんあります。
更に詳しい情報が知りたい方はgithubでソースが公開されている為、そちらをご確認頂ければと思います。
https://github.com/aws/aws-cli
次回は『Amazon VPC編 ~VPN接続~』と題してお話したいと思います。
お楽しみに!