こんにちは!HEROです。
Cloud Days 2016ではミニシアターでデータ活用について熱く語らせて頂きました!
みなさんもどんどんデータ集めて活用しましょう。
さて本題です。
そんなデータの活用や分析に欠かせないBIツールの中でも、AWSが提供するAmazon QuickSightにEnterprise Editionなるものがリリースされたので調べてみました。
◯Amazon QuickSightおさらい
Amazon QuickSight はAWS上で利用できるBIツールでRedshift, RDS, Amazon Aurora、S3、KinesisなどAWSの様々なサービスと連携します。
アクセス先のデータソースから表やテーブルなどを選択するだけでデータ項目を自動的に作成してくれるので、難しい操作はいりません。
TableauなどのBIツールに比べ、Amazon QuickSightは少ない簡単な操作でのグラフ化が可能ですぐにでも始められるサービスです。コチラで概要を詳細に紹介しているのでぜひご覧下さい。
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◯QuickSight Enterprise Editionってなんぞや
そもそもQuickSightには料金体系としてStandard EditionとEnterprise Editionがリリースされることが予告されており、先にリリースされたStandard Editionに続く形でEnterprise Editionもリリースされました。
Enterprise EditionはStandardの機能に加え、AWSのマネージド・サービスとして提供しているMicrosoft Active Directory (AD)(Managed Microsoft AD)を使った認証が利用できるようになっています。
これにより、オンプレミスのADやAWS上にあるMicrosoft ADを使って自由にQuickSightへサインインすることができます。
つまりシングルサインオンが使えるようになるので管理者は手間が減るし、ユーザーも自由に活用できるしでいいことづくしです。
まさにEnterprise対応!と言った感じでしょうか。
もう一つのEnterprise Editionの特徴はデータ暗号化(Encryption at Rest)です。
分析したデータをAWSによって管理されている鍵で暗号化してSPICE(※)内に保存し、さらなるデータ保護の層を追加しています。
ただこのEnterprise Edition は2017年1月現在、AD連携はUS East(北バージニア)のみ、暗号化についてはUS East(北バージニア)、US West (オレゴン)、EU (アイルランド)のみの提供となっています。
Enterprise Editionの費用は1ユーザあたり$18/一ヶ月で利用できます。
※SPICE
QuickSightはAWSは独自開発のSPICE(Super-fast Parallel In-memory Calculation Engineの略)を活用しています。
SPICEはカラム型インメモリストレージとデータ圧縮の組み合わせを使い、ユーザが大規模データセット上でSQLライクなクエリを対話的に実行し、素早い回答を得られるように設計されています。
当サイトのQuickSight関連の記事は以下になります。
Amazon QuickSightについて
Amazon QuickSight編 ~BIツールとしての概要と比較~
Amazon QuickSightを触ってみる① ~準備編~
Amazon QuickSightを触ってみる② ~データ可視化編~
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!