どうもBogartです!
AWSより本日日本で2番目の新リージョンとなる大阪ローカルリージョンが利用可能となったとの発表がありましたので早速調べてみました。なお現時点ではAWSに対して申請を出し審査を受けたユーザのみが利用可能という状況になっています。
【AWS 新リージョン】 AWS 大阪ローカルリージョンが本日より利用可能になりました
現時点で大阪ローカルリージョンは東京リージョンを災害対策等の面で補完する役割での提供になります。
AWS大阪リージョンができる意味
現在日本では東京リージョンにて3つのアベイラビリティーゾーンが提供されています。各アベイラビリティゾーンでは電源や冷却システム、災害発生時の電力供給断絶のリスクを分散させていてAWS利用者は各アベイラビリティーゾーンにリソースを分散して配置することで高度な可用性を持つシステムを容易に構築することが出来ます。
東京から400キロ離れた地点に位置する大阪ローカルリージョンは他のAWSで提供されるリージョンと独立し、AWSのリソースを保有することが可能となります。これによって今まではAWSでは実現することが難しかった「東日本/西日本それぞれにバックアップを保持する」「障害発生時の際は西日本のデータセンターでのサービス提供に切り替える」といった要件が求められるシステムへの対応も可能になります。
ますますハイエンタープライズ領域でのAWS利用が進んでいきそうですね!
現時点ではEC2,S3,RDSといった標準的なサービスが利用可能とアナウンスされていますが、その他利用可能なサービス及び価格については不明です。(判明次第追記予定)
利用申請方法
大阪ローカルリージョンの利用申請は以下のURLより可能です。
アジアパシフィック(大阪) ローカルリージョン利用リクエスト
こちらのフォームに対して大阪リージョンを利用するプロジェクトの概要/利用時期などを連絡することで、AWSサイドでの審査及び認証が行われ、お客様のアカウントで大阪リージョン利用がアンロックされます。なおリージョン名は「ap-northeast-3」となります。
現時点で確認できる情報
・提供サービスはこちらから確認可能。(仮想マシン/ストレージ/DB系のサービス中心です。)
・アベイラビリティゾーンの数は1つ
・価格についてはオンデマンド以外の価格が公式より確認可能です。
Amazon EC2 リザーブドインスタンス料金表
Amazon EC2 スポットインスタンス料金表
まとめ
現時点ではAWSの審査が通ったユーザのみが利用できる大阪ローカルリージョンですが、今後一般にも解放されていくとすれば、国内を中心とするAWSユーザが東西日本で可用性の高いワークロードが実現出来るようになりますね!
いかがでしたでしょうか。次回もお楽しみに!