Amazon Sumerian Tutorial 11:Nesting Entities Using a Solar System

こんにちは、ナレコム前川です。

今回は、Amazon Sumerian の公式チュートリアルの Nesting Entities Using a Solar System
を進めていきたいと思います。

ここで学ぶのは、以下の5つです。

  • ・Entity の追加と変換
  • ・Materials
  • ・State Machine
  • ・Nesting hierarchy
  • ・effect について

チュートリアルを始める前に以下の画像をダウンロードしておいてください。

それでは、チュートリアルを進めていきましょう。

1. シーン作成

はじめに、シーンを作成していきます。
ダッシュボードから [Empty] テンプレートをクリックします。


※Sumerian が一般公開されてからテンプレートシーンが大幅に減少しました。

シーン名は、「Solar System Tutorial」としました。

Empty シーンでは、カメラのみがデフォルトで入っています。

2. Entity の追加

ここでは、3 つの Sphere と Light を追加していきます。

[Create Entity] から Sphere3つ 追加してください。

はじめに、太陽の設定を行っていきます。
好きな Sphere を選択して、Inspector パネルから名前を「Sun」に変更してください。

次に、Inspector パネルの Geometry コンポーネントから
X SamplesY Samples64 に変更してください。

続いて、地球の設定を行っていきます。
残りの2つの Sphere から 1つ選択して、名前を 「Earth」 に変更してください。

前回同様に、Inspector パネルの Geometry コンポーネントから
X SamplesY Samples64 に変更します。

次に、Transform コンポーネントから X Translation5
Scale をすべて 0.4 に設定してください。

最後に月の設定を行っていきます。
残りの1つの Sphere を選択し、名前を「Moon」に変更してください。

同様に、Inspector パネルの Geometry コンポーネントから
X SamplesY Samples64 に変更します。
続いて、X Translation3Scale をすべて 0.1 に設定してください。

次に、地球と月に Point Light を追加していきます。

Create Entity から Point Light を追加してください。

追加したら、[Inspector] パネルから Light を展開し、
Intensity3 に変更します。
そうすると、以下のようになるはずです。

※位置を (0, 0, 0) のままにしておくと、Point Light が太陽の中に配置されるので太陽には照明が当たりません。

3.Material の追加

エンティティの追加から配置まで終わったので、次は Material を追加していきます。

はじめに、太陽から設定していきます。
[Entities] パネルから ” Sun ” を選択して、
[Inspector] パネルの Material コンポーネントを展開してください。

展開したら、Texture の Color に Sun.png をドラッグ&ドロップします。

この方法と同様に、EarthMoon にも image を追加してください。
追加できたら以下のようになるかと思います。

今のままでは、太陽が暗いままなので明るくする設定を行っていきます。
Sun を選択して、Material の Emissive を展開してください。

展開したら、Color から Color Picker をクリックします。

そして、#fff966 の色に設定してください。

次に、Ambient を展開し、Color を #f9ff21 に設定します。

設定が完了したら、太陽は以下のようになります。

だいぶ明るくなったはずです。

それでは、次に、より現実的にするために地球の設定を行っていきます。
Earth を選択し、Material から Specular を展開します。

展開したら、Color を Black(#000000) に設定してください。

4.回転の動きを追加する

ここでは、太陽の周りを地球と月が回転するように設定を行っていきます。

まず、Entities パネルから Sun を選択して State Machine コンポーネントを追加してください。

そして、State Machine コンポーネントの + ボタン をクリックします。
※ + ボタンをクリックすると Edit モードになります。

State1 が選択されているのを確認し、名前を Rotate に変更します。
次に、Add Action を選択してください。

続いて、Rotate アクションを追加します。

追加したら、Y Rotation20 に設定してください。

再生すると、太陽が回転するのを確認できると思います。

次に、Earth を選択して、State Machine コンポーネントを追加してください。
追加したら、Asset パネルにある Behavior を ドラッグ&ドロップします。

再生すると、地球は太陽と同じ動きをするはずです。

5.エンティティに親子関係をつける

ここでは、太陽、地球、月に親子関係をつけていきます。

Entities パネルから Sun の子要素として Earth を入れ込み、
Earth の子要素として Moon を入れ込んでください。

それでは、再生して実行してみてください。
地球は太陽の周りを回り、月は地球の周りを回っているはずです。

6.環境設定の編集

最後に、シーンの環境設定を編集していきます。

Entities パネルで Solar System Tutorial をクリックしてください。
次に、Post effects を展開し、Add Effects を選択します。
選択したら、Bloom を追加してください。

続いて、EnvironmentBackground を展開して、
Background の色を Black(#000000)に設定します。

最後に、キャンバスの上のツールバーからToggle をオフに切り替えてください。

それでは、実行してみてください。
実際に実行した様子は、以下のようになります。

公開を行う際に方法が分からない場合には、コチラを参照してください。

今回はこれで以上です。
お疲れさまでした。

この記事を書いた人

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