はじめに
製造業で働いていると、機器トラブルで休みの日にも関わらず仕事に呼びだされる、、、
そんなことがこれまであったのではないでしょうか?
Amazon Monitronは機械学習(ML)を使用して産業機械の異常な動作を検出するサービスで、予知保全によって計画外のダウンタイムを削減することができます。
※異常検知時の画面サンプル
活用フロー
1.モーター、ギアボックス、ファン、ポンプなどの回転機器にワイヤレスAmazon Monitron Sensorsを取り付け、振動と温度を測定
2.センサーデータは、Amazon MonitronGatewayを使用して自動的かつ安全にAWSに転送
3.センサーデータは、機械学習(ML)を使用して自動的に分析され、メンテナンスが必要な可能性のある異常な機器を検出
4.異常が検出されたときにモバイルアプリから端末にプッシュ通知を送信
利点
- 従来のセンサーに比べてハードウェアへの先行投資額が少ない
- 取得データから自動で分析できるため開発作業やMLの知識が必要ない
- 故障前に異常を検知できる
- 保存中および転送中のセンサーデータを暗号化することでセキュリティ強化できる
- モバイルアプリを操作することで継続的なモデル改善ができる
センサーの取り付け対象機器
センサーの取り付けについて
- 温度と振動を効果的に測定できる全ての場所に取り付けてください(1機器あたり最大20個取り付け可能)
- センサーを機器のハウジングに直接取り付けてください
- センサーは3年周期で取り替えてください
- 板金カバーなど、固有振動数により振動する可能性のある場所にセンサーを取り付けないでください
- センサーを取り付けるには、工業用接着剤をご使用ください
- 接触領域が少なくとも30 x 25mmである必要があります
初期費用
サービス利用開始にあたりAmazon Monitron SensorsとAmazon Monitron Gatewayを購入していただく必要があります。
項目 | 価格 |
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Amazon Monitron Sensors(5個入り) | 575USD |
Amazon Monitron Gateway(単品) | 140USD |
それぞれの料金は上記の通りです。
項目 | 価格 |
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Amazon Monitronスターターキット | 715USD |
またお得なAmazon Monitronスターターキットもご用意されています。
(取り付けキット、5 個のセンサー、ゲートウェイのセット)
運用費用
Amazon Monitronはセンサー1つあたり年間50USDのランニングコストがかかります。
費用例
■要件
5つのモーターを監視する必要がある。
上記を実現するためにAmazon Monitronスターターキットを購入し、
モーターごとに1つのセンサーを取り付け3年間使用した。
■試算結果
スターターキット購入費用(715USD)+ センサー年間利用費用×5(250USD)×3年分 = 1465USD(3年間利用費用)
おわりに
これまで製造現場でIoTによる異常検知を導入する際には以下のボトルネックがあったかと思います。
- センサーの取り付け費用が高く、費用対効果が見込めない
- センサーからどんなデータが実際に取得できるかわからない
- データからAIモデルを作成するノウハウがない
- 頻繁に故障するわけではないので異常値のデータが少ない
Amazon Monitronは安価に導入ができ、分析も自動でしてくれるので、上記のような問題の有効な解決策になりそうです。
ぜひ導入をご検討ください!
※現状Amazon Monitronはバージニアリージョンにしか対応していません。