こんにちは! JQです。
前回は『ファイル転送編~Tsunami UDP Protocolパート②~』ということで、Tsunami UDP Protocolで実際にLocal内で転送を試してみました。
今回は『ファイル転送編~Tsunami UDP Protocolパート③~』と題して、リージョン間でファイル転送を行なってみたいと思います。
転送先サーバの構築
転送先のTsunamiサーバの構築
1. まずは前回のパート②のレシピを参考に別リージョンにもう一台立ち上げます。
※今回はN VirginiaとTokyoに立ち上げました。
SecurityGroupの設定
2. そして、サーバ同士で接続出来るようにSecurityGroupを開放します。
今回はテストの為、該当のIPアドレスに対して全てのTCPとUDPを開放しました。
※必要な場合はポートやIPの制限を厳しく設定しましょう。
テストファイルの作成
3. 次に、転送用のテストデータを作成します。
下記コマンドで10GBのダミーファイルを作成します。
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#mkdir /tmp/tsunami #cd /tmp/tsunami/ #dd if=/dev/zero of=testdata count=1 bs=1 seek=10G |
リージョン間転送
Tsunamiサーバの起動
4. 続いて、配信する側のTsunamiサーバを起動します。
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#cd /tmp/tsunami #tsunamid testdata |
取得側でのtsunamiコマンド実行
5. 今度は、取得側で下記コマンドを実行します。
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#tsunami #connect [対象ドメイン・IPアドレス] #get testdata |
結果確認
6. 最後に、成功していれば下記のような結果が出力されているかと思います。
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Transfer complete. Flushing to disk and signaling server to stop... !!!! PC performance figure : 133066 packets dropped (if high this indicates receiving PC overload) Transfer duration : 277.76 seconds Total packet data : 155837.30 Mbit Goodput data : 155023.51 Mbit File data : 81920.00 Mbit Throughput : 561.05 Mbps Goodput w/ restarts : 558.12 Mbps Final file rate : 294.93 Mbps Transfer mode : lossless |
10GBを約277秒で転送出来ました!
Throughputも約560Mbpsも出ています。
いかがでしたでしょうか?
次回は『Amazon DynamoDB編~DynamoDBをはじめてみよう!パート①~』ということで、Amazon DynamoDBを試してみたいと思います。
お楽しみに!