re:Invent2022発表された新サービス AWS Clean Roomsについて調べてみた

はじめに

この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する クラウドAI by ナレコム Advent Calendar 2022 の 20日目にあたる記事になります。
本記事では、先日実施されたre:Invent2022にて発表された社外組織とのデータ共有や活用を可能とする新サービス「AWS Clean Rooms」について調べました。

AWS Clean Roomsとは

これまで社外の組織にデータを共有する場合は、当然データそのものにアクセスできるように設定をする必要があり、データの中身を開示する必要がありました。もしくは、特定の項目にマスクを掛けるなどいずれにしても手間がかかっておりました。
今回発表された「AWS Clean Rooms」は、社外にデータを開示せずに共有したり、コラボレーションが可能となるそうです。

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主な特徴

複数の参加者を設定可能

コラボレーションしたいパートナー企業をAWSコンソール上から設定をすることで一回のコラボレーションで最大5社まで設定をすることが可能です。

AWSの環境以外にデータをコピーすることなく利用が可能

AWSをすでに利用している沢山の企業とAWSの環境上でデータのコラボレーションが可能になります。
これまでの様にAWS以外のところにデータをコピーしたり、データを取り出して共有をするという手間がなく実施できます。

セキュアな分析環境を実現

顧客がクエリを実行すると、AWS Clean Roomsはデータが存在する場所を読み取り、組み込みの解析ルールを適用して、データの制御を維持できるようにします。また、クエリが処理されている間でもデータを暗号化する高度な暗号化コンピューティングツールを備えています。

2つの分析クエリ

AWS Clean Roomsには、2つの実行クエリが備わっており、設定をすることが出来ます。
ListクエリとAggregationクエリが用意されております。
それぞれの違いについて、以下に記載致します。
List クエリ
複数のデータセットの交差に関する、行レベルのリストを抽出するクエリを許可
Aggregationクエリ
集計の統計を生成するクエリのみを許可

まとめ

いかがでしょうか。まだプレビュー版で本稼働はまだ先になりますが、この新サービスを利用することで、社外とのコラボレーションがさらに加速して、業界共通の基盤でデータ活用が出来る日も近いかもしれないですね。

参考URL
https://aws.amazon.com/jp/clean-rooms/

この記事を書いた人

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