こんにちは、中の人です。
User Data活用法としてEC2起動時に設定できるUser Dataを利用して、SSH等を使わずに設定変更やインストールを行う方法を2回に分けてご紹介します。
今回は、「決まった内容をインストールするUser Data活用法」をご紹介致します。
注意点としては初回起動時のみ実行されます。
何らかの理由で実行させたい場合にはami化させて新たに起動させる必要があります。
標準で決まった内容をインストールする方法
通常のインストールを行う場合、SSH接続から各種サービスをインストールしますが、毎回決まった内容をインストールする場合も多いと思いますが、
・ 毎回手動で行うので、工数(時間)がかかる
・ 手動で行うため、ミスが発生してしまった
といったことが挙げられます。
今回は例として、apacheをインストール&起動してみます。
1. EC2インスタンスを新規に起動させます。
2. OSはlinux系を選択します。
3. AWSの起動画面の「Step 3: Configure Instance Details」の”Advanced Details”を表示させます。
4. フォームに以下の様に記述します。
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#!/bin/bash –ex yum -y install httpd /etc/init.d/httpd start /sbin/chkconfig httpd on |
5. 後は通常と同じように起動させます。
■それでは確認してみましょう。
立ち上がったインスタンスにIPアドレスで接続すると、apacheの画面が表示されていることが確認できます。
また、/var/log/cloud-init.logにログが残るのですが、ログでもhttpdがインストールされていることが確認できます。
いかがでしたでしょうか?
User Dataを使うことで、必要な項目を自動インストールすることが出来ます。
今回はapacheのインストール&起動ですが、gitをインストールしてプログラムを自動デプロイさせたり、chef serverと自動連携させたりする事も出来ますので、ぜひ行なってみて下さい。
次回は「Amazon EC2編~User Data活用法 その②~」と題して、ssh接続できなくなってしまった時に使える活用法についてお話していきたいと思います。次回もお楽しみに!!