こんにちは!HEROです。
前回の記事では、AWSのDBサービスにはどんなものがあるが簡単にご紹介させてただきましたが、今回も各サービスの詳細についてご紹介していきたいと思います!
今回はElastiCacheついてです。
▼ 前回の記事はこちら
AWSデータベース紹介編~AWSの様々なDBサービス編②~
◯ElastiCacheって?
前回のおさらいです。
・Amazon Elasticache
Elasticacheはいわゆるキャッシュサーバと呼ばれるサービスです。
2014年8月現在、MemcachedとRedisの2つのオープンソースキャッシュエンジンをサポートしています。
◯ElastiCacheの特徴
ではこのElastiCacheにどんな特徴があるか見ていきましょう。
・管理、構築が容易
ElastiCacheはRDSと同様にOSやRedisのインストールといった初期作業は必要ありません。またパッチ管理や障害検出と復旧など、手間のかかる作業も自動化されるので自社サービスに専念できます。
ソフトウェアメンテナンスも標準機能として実装されていますので、ウィンドウから指定した曜日及び時間帯に自動的に実施することが可能です。
・高い耐障害性
ElastiCache for Redisにはリードレプリカの機能があります。
リードレプリカの機能を使えば簡単にレプリケーションをすることが可能です。レプリカは最大5台まで作成することができます。
AZを分けて耐障害性を高めることも可能ですし、同一AZに構築すれば高速なデータ取得も可能です。
さらにレプリカをプライマリに昇格させることも可能です。
※Muti-AZ機能というわけではないので注意!
◯ElastiCacheの監視項目
Cloudwatchで監視できる主な項目は下記になります。
【共通】
・CPU Utilization(CPU 使用率)
・Swap Usage(ホストで使用されるスワップの量)
【Memcached】
・Evictions(新しく書き込むための領域を確保するためにキャッシュが排除した、期限切れではない項目の数。)
・Curr Connections特定の時点でキャッシュに接続された接続回数。
【Redis】
・Replication Lag(レプリケーション遅延)
◯ElastiCacheの料金
ElastiCacheの課金料金体系はRDSと同様、インスタンスファミリーを選択しそのサイズによって変動します。
この記事の作成時点でスタンダードなm3ファミリー、メモリに特化したr3ファミリー、t1.micro、m1.smallが選択可能です。
ElastiCacheを選定する際にはメモリ容量がポイントとなります。
あとはいつもの転送量(アウト)ですね!
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!