5分でわかる Amazon EBS

こんにちは、たいしゅうです。

今回はAWSの仮想サーバEC2の外付けのHDD的サービスEBSの紹介をします。

【EBSって?】

EC2は、本体に記憶領域(インスタンスストア)を持っているのですが、こちらの記憶領域は、サーバを停止してしまうと自動的に初期化を行なってしまうという特徴があります。
したがって、EC2単体ですと、時間起動・停止を行うような使い方をする場合とても不便です。

そこで必要になるのが、今回紹介するEBSです。EBSは前述の通り、EC2の仮想的に外付けされるHDDのような記憶領域になります。
こちらにデータを保存することで、EC2の停止を行なうことができます。
こちらのストレージは、ブロックレベルでの利用になっています。
ですから、1TBまでという容量の上限(最近最大16TBまで出来るようになりました)や1インスタンス辺りにマウントできる数も制限がかかっているなどの特徴があります。

【EBS Snapshot機能について】

EBSボリュームの特定時点のスナップショットをS3に保存 する機能です。

EBSのスナップショット機能を用いると、EBSに含まれるデータが丸ごとS3に複製されます。
S3へ格納されたスナップショットは新たなEBSとして復元できます。

もしEBS上のデータが破損したりロストしたりしても、スナップショットを取った時点のデータをS3から復元できます。
EBSをデータディスクとして使っていた場合、スナップショットを取得すれば任意の時点のデータバックアップとなります。

バックアップは、最初は丸々保存で、残りは差分での保存になります。例えば、40GBのEBS領域で20GB利用しており、1日1回のスナップショットを取得して、1週間毎でローテーションをとっている場合で、1回の差分が1GBだとすると、最初の20GB+差分1GB*6日分となり、この場合必要なスナップショットの容量は26GBになります。

EBSをブートディスクとして使っていた場合、OSごと複製され、それはAMIとして登録できます。そのデータから新しいEC2インスタンスを起動することも可能です。

!注意点!
EC2インスタンスを起動したままでスナップショットをとることは可能です。
ただし、スナップショットを取得する際、データの整合性を確保しなければいけません。

EBSをマウントしたままスナップショットを取得するとき、ファイルシステムのキャッシュをはき出したり、アプリケーションのトランザクションを終わらせたりするなど、論理的に整合性を取った状態でスナップショットを作成する必要があります。

?トランザクション?
ソフトウェアの処理方式の一つで、互いに関連・依存する複数の処理をまとめ、一体不可分の処理単位として扱うことをトランザクション処理と呼び、そのような処理単位をトランザクションといいます。

いかがだったでしょうか。
EBSというサービスについて、EBSについて、少しでも理解をしていただけたでしょうか。

最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました
それではまた、次回


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