Amazon QuickSightについて

こんにちは!HEROです。

皆さんビッグデータ分析してますか?データ分析と聞くとワクワクしませんか?
昨今のAWSのサービスではDWHやリアルタイムストリーミングなど、分析基盤のためのサービスが揃ってきました。

そしてその表示先となるのがBIツール。
TableauやPentahoが有名ドコロでしょうか。
しかし、こういったBIツールはライセンス費用も馬鹿になりません・・・
なんて悩んでいたらなんとAWSがBIツールのサービス提供を発表しました!

今回はそんなAWSのBIツールサービス、Amazon QuickSightについてご紹介します。

Amazon QuickSight

Amazon QuickSight は上述したとおりAWS上で利用できるBIツールでRedshift, RDS, Amazon Aurora、S3、KinesisなどAWSの様々なサービスと連携します。

アクセス先のデータソースから表やテーブルなどを選択するだけでデータ項目を自動的に作成してくれるので、難しい操作はいりません。

TableauもBIツールの中では比較的簡単な操作で作成可能ですがいかんせん機能もおおく、デザインセンスも求められる気がします(個人的な感想です)。
対してAmazon QuickSightは少ない操作でのグラフ化が可能なのでまさにQuickに使うことができます。

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Amazon QuickSight は2015年12月現在、プレビュー版となっております。

Amazon QuickSightのここがすごい

■AutoGraph機能
自動的にデータ構造からグラフ種類、分析軸を推奨してくれる機能です。
折れ線グラフなのか、円グラフか何で表示するのがベストかわからないよ!という私に最高の機能ですね。

■SPICEエンジン搭載
なんか車みたいですね。
QuickSightはAWSは独自開発のSPICE(Super-fast Parallel In-memory Calculation Engineの略)を活用しています。
SPICEはカラム型インメモリストレージとデータ圧縮の組み合わせを使い、ユーザが大規模データセット上でSQLライクなクエリを対話的に実行し、素早い回答を得られるように設計されています。

またその特徴として、他のBIツールにもプラグインできるよう作られており、AWSは現在、Domo、Qlik、Tableau、Tibcoとのインテグレーションに取り組んでいるという話もあるようです。今後が楽しみですね!

■オートデータディスカバリ機能
QuickSightは、ユーザがアクセスするRedshift、RDS、S3、DynamoDBなどのデータソースを自動的に発見し、そこからライブメタデータカタログを構築してくれます。

■メンバー間での共有、共同作業
分析した結果はメンバー同士で共有したいですよね。
QuickSightのストーリーボードを通じて、生の分析結果に注釈をつけて、組織内の他人と共有することができます。

■モバイルアクセス
最近はほぼ求められますよね、この機能。
もちろんAmazon QuickSightも対応してますよ!
Amazon QuickSightのデータは、iPad、iPhone、Android搭載の携帯電話やタブレット向けのアプリからアクセス可能です!

Amazon QuickSightのコスト

Amazon QuickSightには「Standard Edition」「Enterprise Edition」の二つのエディションがあります。
・Standard Edition 1ユーザー12ドル/月
※年間契約の場合9ドル

・Enterprise Edition 1ユーザー24ドル/月
※年間契約の場合18ドル

無料で使えるSPICEストレージは10GBまでとなり、超過分は1GBあたり月間0.25ドルがかかります。

Amazon QuickSight比較

操作性やサービスの内容はMicrosoftが提供するPower BIに近い感じがします。
コストは前述のとおり、Taleauなどの製品と比較すると、かなりコストを抑えることが可能になります。

しかし、QuickSightはQuickの通りあくまで簡易的なBIサービスなので細かい機能の充実という観点ではTableauなどの製品には劣るのではないでしょうか。
今後、機能の充実も予想されますが、解析したい内容やコストなどのサービスの選定が重要になりそうです。

いかがでしたでしょうか?

次回もお楽しみに!

この記事を書いた人

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