渡邊です。
AWSでWebサイトをHTTPS化 全パターンを整理してみました の記事ではAWSを使ってWebサイトをHTTPS化するパターンを一通り紹介しました。
今回はそのパターンの1つ、『S3のみ』の構成を検証してみます。
構成
構成図は次の通りです。
S3上のオブジェクトには標準でHTTPSアクセスすることが可能です。
独自ドメインを使う場合はCloudFrontを前面に持ってくる必要がありますが、独自ドメインが不要なら一番お手軽です。
S3バケット作成
サービスとして『S3』を選択します。
バケットを作成します。
作成したバケットの『プロパティ』を選択します。
『Static website hosting』を選択します。
インデックスドキュメントのHTMLファイル名を入力します。
バケットの『アクセス権限』を選択します。
『バケットポリシー』を選択します。
バケットのARNを控えておき、『ポリシージェネレーター』を選択します。
次のように入力して、『Add Statement』ボタンを押下します。
Select Type of Policy: S3 Bucket Policy
Effect: Allow
Principal: *
Actions: GetObject
Amazon Resource Name (ARN): 『控えておいたバケットのARN』とその後ろに『/*』を付加した文字列
『Generaete Policy』ボタンを押下します。
生成されたポリシーを控えて、『Close』ボタンを押下します。
バケットポリシーエディターに控えたポリシーを貼り付けて、『保存』ボタンを押下します。
インデックスドキュメントをアップロードします。
アップロードしたインデックスドキュメントのリンクを開きます。
HTTPSでのアクセスを確認出来ます。
インデックスドキュメントの内容は次の通りです。
参考文献
AmazonWebServices パターン別構築・運用ガイド
http://www.sbcr.jp/products/4797382570.html
Amazon Web Services 業務システム&データ移行ガイド
http://www.sbcr.jp/products/4797392562.html
おわりに
以上、AWSを利用してHTTPS配信するパターンの1つ、『S3のみ』の構成を検証しました。
S3はよく分かっているつもりでしたが、プロパティや権限設定などまだまだ奥が深そうです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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