こんにちは!Rookieです。
前回のレシピに引き続き、今回もAmazon EC2編です!
前回は『Amazon EC2編~AMIをリージョン間コピーしてみよう!~』と題して、あるリージョンから別のリージョンへAMIをコピーする方法について記述しました。
今回のレシピでは、以前のレシピでも既にお話しているかと思いますがAmazon EC2インスタンスを立ちあげてみよう!ということで、CentOSでAmazon EC2インスタンスを起動してみたいと思います。
※ これまでの『Amazon EC2インスタンスを立ちあげてみよう!』シリーズのレシピは、下記を参照してください。
■ Amazon EC2インスタンスを立ちあげてみよう!~Amazon Linux編~
■ Amazon EC2インスタンスを立ちあげてみよう!~Ubuntu編~
ではさっそく、作業をおこなっていきたいと思いますが・・・
通常であれば、上記に記載した以前のレシピにあるように、Classic Wizardにてインスタンスを起動しますがCentOSの場合は少し違い、AWS Marketplaceより立ちあげをおこないます。
まず、AWS Marketplaceとは何なのかご説明致しましょう。
■ AWS Marketplaceとは?
CentOS等のベンダがソフトウェアプロダクトをインストール済みのAMIを提供し、利用者は自身のEC2インスタンスとしてソフトウェアを利用できるというものです。
なお、ソフトウェア自体の利用料は無料で、EC2インスタンスの利用料だけで使用できるソフトウェアも多く存在しているので非常に使いやすいものとなっています。
今回、起動するCentOSの利用料も無料です。
それでは実際に、CentOSでEC2インスタンスを起動してみましょう!
1. AWS管理コンソールにログインしてサービスで「EC2」を選択、下記画面を開き画面にある「Launch Instance」をクリックします。
2. 表示された画面で「AWS Marketplace」を選択し、画面上部にある「Search AWS Marketplace」の項目に「CentOS」と入力し、「GO」をクリックします。
3. 表示されたCentOSで任意のものを選択します。
今回は、「CentOS 6 x86_64 with Updates」を選択します。
※ 先頭に「CentOS 6.3 x86_64 Release Media」が表示されますが、これはリリース時点のインストールDVD基づいたAMIになり、セキュリティアップデート等が適用されていないので選択する際は注意が必要です。
4. 下記表示された詳細画面で料金表等の項目を確認し、問題なければ「Continue」をクリックします。
5. 「Launch with EC2 Console」タブを選択して、「Accept Terms」で利用規約に同意します。
6. すると、以下の画面のように「Launch with EC2 Console」が選択可能になりますので、任意のリージョンで「Launch with EC2 Console」をクリックします。
※ 起動の方法としてはLaunch with EC2 Consoleの他に手早く起動できる1-Click Launchもありますが、起動時に詳細な設定が必要な場合は、今回のLaunch with EC2 Consoleを選択しましょう。
7. 詳細画面が表示されますので、問題なければ「Continue」をクリックします。
※以降の手順は通常のEC2インスタンス立ちあげ手順と同様になります。
冒頭に記載したEC2インスタンスを立ちあげてみよう!シリーズのレシピを参照してください。
8. 最終確認画面が表示され、問題なければ「Launch」をクリックします。
これで、CentOSでのEC2インスタンスの起動は完了です!
9. 最後に起動したEC2インスタンスに接続してみます。
10. PuTTY等より、接続をおこないます。
※ Amazon Linuxなどの場合は、「ec2-user」でログインしますが、CentOSの場合は「root」になるので注意しましょう。
以下のように表示されれば、接続は成功です!
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login as: centos Authenticating with public key "imported-openssh-key" Passphrase for key "imported-openssh-key": [root@ip-10-150-101-26 ~]# |
これで、すべての作業が完了です!
いかがでしたでしょうか?
通常のEC2インスタンス起動方法とは異なりますが、Amazon LinuxだけでなくAWS Marketplaceによって、さまざまなOSを利用することができます。是非、確認していただき、利用してみてください!
次回は「Amazon EC2編~ELBでAuto Scalingをしてみよう!パート①~」と題してお話していきたいと思いますので、お楽しみに!