AWS Launch Wizard で SAP のデプロイを加速させる

はじめに

2019年から「AWS Launch Wizard for SQL Server」というサービスが AWS から発表されました。
今回もそのブログ内容と利用方法をご紹介させて頂きます!
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AWS Launch Wizard for SAP について

  • ※エンタープライズワークロード向けの AWS に、高可用性 SQL ソリューションをデプロイ
  • 迅速、簡単、柔軟、安全、コスト効率が高い
  • AWS CloudFormation と AWS Systems Manager を使用
  • 基盤となる AWS リソースのプロビジョニングを調整することで、SAP アプリケーションを AWS にデプロイするのに役立つ
  • AWS に新しい SAP ワークロードをデプロイするか、既存のオンプレミスの SAP ワークロードを AWS に移行する利用者向けに設計されている

※ミッションクリティカルなアプリケーションを稼働するプラットフォームを
「エンタープライズ ワークロード」と定義し、高性能・高信頼・高セキュリティなクラウド基盤を提供している

SAP ってなぁに

「SAP社」が製造する「ERP」製品のことです。(英: Enterprise Resource Planning)

  • 全部門共通システムと呼ばれたりする
  • 企業全体の資源(人・もの・金・情報)を管理するシステム
  • 企業内で発生する、様々なデータを一元的に管理することによって、業務の最適化につなげていくという考え
  • システムを統合することのメリットを、強く意識して生み出されたのが「ERP」という概念
  • 個別に機能していたシステムを、会社全体で1つのシステムに統合する

Launch Wizard を使う利点

AWS の数千の利用者様が、AWS Quick Start と Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) を使用して、SAP ワークロードを構築および移行しました。
これには、x1、x1e、ハイメモリインスタンスが含まれます。
さらに、AWS Partner Network (APN) for SAP を利用して、自分に合ったソリューションを見つけています。
SAP の利用者様は、AWS リソースを最大限に活用して SAP システムをデプロイするために、
利用者に一つずつ質問や設定項目を提示して、選択や入力を促し処理を進める、直感的な操作方式を求めています。

■デプロイ効率

  • SAP ワークロード要件に適合する、 Amazon EC2 インスタンスを推奨
  • 推奨設定と最小限の手動入力で SAP システム向けの AWS のサービスの起動を自動化
  • プロビジョニング評価の時間を短縮、SAP アプリケーションのデプロイを 2 倍高速化

■規範的ガイダンス

数千の SAP on AWS のデプロイのベストプラクティスに基づいて、SAP システム用の AWS のサービスの正しいサイジングとプロビジョニングを提供

■学習曲線の高速化

SAP のデプロイパターンに合わせた、ガイド付きのデプロイの手順を提供し、SAP 用語を使用して
SAP ユーザーになじみのあるサービス体験を提供

SAP 環境を迅速に起動できることで、新しいビジネスの取組みの俊敏性が向上します。

スタートガイドを試してみた

なるべく分かりやすいように、ページを日本語に翻訳しています。

ステップ1 アプリケーションの選択

Launch Wizard コンソールで、[デプロイの作成] ボタンをクリックし、SAP アプリケーションを選択します。
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[次へ] ボタンをクリックすると、デプロイ名とインフラストラクチャ設定を指定できます。
インフラストラクチャ設定は、インフラストラクチャを使用してデプロイを分類する方法に基づいて保存できます。
これらの設定は、同じインフラ設定を共有する SAP システムのデプロイに再利用できます。
[Verify connectivity]にチェックをいれます。
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キーペアを割り当て、SAP インスタンスをデプロイする VPC を選択します。
アベイラビリティーゾーンおよびプライベートサブネットを選択した後に、SAP アプリケーションを実行する EC2 インスタンスにセキュリティグループを割り当てることができます。
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SAP システム管理者 ID を設定したら、Amazon Simple Notification Service (SNS) のトピックを設定して、SAP デプロイに関するアラートを取得できます。
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[次へ] ボタンをクリックすると、アプリケーションの設定に移動できます。
インフラストラクチャ設定を保存すると、次回のデプロイに適用するために再利用できます。
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ステップ2 インフラストラクチャを定義する

アプリケーション設定を構成すると、AWS Launch Wizard for SAP は、2 種類の SAP アプリケーションをサポートします。
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SAPHANA データベースデプロイとHANA データベースデプロイの NetWeaver スタックです。
SAP HANA インストールで使用されるSAPSID、HANASID、およびインスタンス番号を指定し、これらの入力に基づいて AWS リソースを設定できます。
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「SAP HANA Data and Log」 の 2 つの EBS ボリュームタイプをサポートします。
HANA データおよびログ – 汎用 SSD (gp2) および プロビジョンド IOPS SSD (io1) です。
オプションで、SLES/RHE を使用して高可用性を実現するために設定された HANA をデプロイするために、S3 バケットでホストされる HANA ソフトウェアを選択できます。
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次に、SUSE Linux や RedHat Enterprise などの SAP がサポートするオペレーティングシステムを使用して、単一インスタンス、分散インスタンス、マルチ AZ の高可用性パターンにおけるデプロイモデルを設定できます。
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インフラストラクチャ要件を定義するときは、推奨ガイドを使用して vCPU/Memory を提供するか、
SAP コンポーネント (ASCS、ERS、APP、または HANA DB) の SAP がサポートする EC2 インスタンスのリストからインスタンスを手動で選択して、その上に SAP コンポーネントをデプロイできます。
特定のデプロイのためにプロビジョニングされる AWS リソース (Amazon EC2、EBS、および EFS ボリューム) のコストの見積もりを確認できます。
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確認してみる

すべての設定を確認したら、[デプロイ] ボタンをクリックするだけでデプロイできます。
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選択したデプロイに応じて、1~3 時間かかります。
デプロイされた SAP システム、デプロイに使用されたインフラストラクチャ設定、デプロイされた SAP のコンポーネント、 EC2 インスタンスへの SAP コンポーネントのマッピングを確認できます。
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AWS Launch Wizard のご使用には追加料金はかかりません。
作成したリソースに対してのみ、料金が発生します。

所感

「ERP」製品自体あまり触れたことがないので、イメージはしづらいですが、
一括で、基盤となる AWS リソースのプロビジョニングを調整することができるので確かに簡単、迅速であることを実感できました!
AWS リソースを最大限に活用して SAP システムをデプロイするために、是非活用してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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