■概要
AWSより予告されるEC2インスタンスのメンテナンスについて。
対応手順からメンテナンス完了の確認方法まで記載します。
■AWSから届くメール
件名は以下のような件名です。
Amazon EC2 Maintenance: Instance scheduled for reboot [AWS Account ID: xxxxxxxxxxxx]
また内容については、インスタンスのメンテナンスがx月x日のx時からx時までの間に行われます。
またその間インスタンスは利用できない状態となり、再起動される。といった内容です。
Hello,
One or more of your Amazon EC2 instances associated with your AWS account (AWS Account ID: xxxxxxxxxxxx) are scheduled for
maintenance between 2023-08-07 00:00:00 UTC and 2023-08-07 02:00:00 UTC. During this time, the following instances in the
ap-northeast-1 region will be unavailable and rebooted.The affected instances are listed below:
i-xxxxxxxx、、、、
■スケジュールされたメンテナンスの回避
予定されたメンテナンスは2時間ほどとなりますが、事前に対応する事でインスタンスの停止時間を短縮できます。
インスタンスの状態により多少前後しますが、おおよそ10分ほどで事前対応は可能です。
メンテナンスの回避対応手順
対応内容はとてもシンプルです。
対象となるインスタンスを 停止 → 起動 する事で対応完了となります。
(再起動ではない点にご注意ください)
1.インスタンスを停止
2.「停止済み」となったら起動
以上です。
■メンテナンスの完了確認
メンテナンスが実際に完了されたか、Health Dashboardで確認する事が可能です。
画面上部のベルマークから移動する事もでき、こちらでも確認が可能です。
この場合「スケジュールされている変更」がこれにあたります。
メンテナンスが控えている状態だと以下のように表示されており、
メールでも通知されたようなメンテナンススケジュールやメンテナンスのステータスなどを確認できます。
また、「Affected resources」では対象リソースを確認する事ができます。
インスタンスの停止起動後、改めてヘルスダッシュボードを確認するとイベントが消えている事を確認できます。
イベントが消えていればメンテナンスの対応は完了となります。
■メンテナンスがキャンセルされる場合もある
稀なケースですが、予告されたメンテナンスがキャンセルとなるケースもあります。
その場合は以下のようなメールが届きます。
件名:
Amazon EC2 Maintenance Cancelled [AWS Account ID: xxxxxxxxxxxx]本文:
Hello,
Previously, you received a maintenance notification for your Amazon EC2 instance that was scheduled for maintenance on 2023-08-07 00:00:00 UTC. We have cancelled the scheduled maintenance for the following instances in the ap-northeast-1 region. No further action is required from you.i-xxxxxxxx
、、、、
■最後に
AWSの運用されている方であれば今更な内容となりましたが、普段運用されない方からのご質問をいただいたので改めて文章化してみました…!