Amazon Bedrockの新機能「Prompt Flows」Conditionノードの使用例の実行

はじめに

今回はAmazon Bedrockの新機能「Prompt Flows」のConditionノードを使って、入力されたテキストが日本語であればその要約を出力し、それ以外の言語であれば日本語に翻訳し、その要約を関西弁で出力するアプリケーションの例を実行してみました。

「Prompt Flows」は、ノードを配置して生成AIのワークフローを開発・管理できるサービスです。

今回アプリケーションの作成にあたって、以下のサイトを参考にしました。

 

導入

アプリケーションの全体像は以下の通りです。
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アプリケーションの流れについて詳しく説明します。
①言語の判別
Flow input で入力されたテキストを日本語か、それ以外の言語かをPrompts(CheckLanguage)に判別してもらいます。
プロンプトは以下のように設定しました。

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②条件分岐
Conditionでは、Prompts(CheckLanguage)で出力された結果をもとに、条件に合ったノードにデータを送信します。
conditionInputに、Japanese が入力された場合(入力されたテキストが日本語だった場合)は、テキストの要約を生成するPrompts(Prompt_Summary_Japanese)に、
Other が入力された場合(入力されたテキストが日本語以外の言語だった場合)は、テキストの要約を関西弁で生成するPrompts(Prompt_Summary_Other)に動作を移します。

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条件式の演算子については以下のサイトを参考にしました。

③-1 日本語テキストの要約
Prompts(Prompt_Summary_Japanese)では、入力されたテキストの要約を生成します。

プロンプトは以下のように設定しました。

image.png

③-2 日本語以外のテキストの要約
Prompts(Prompt_Summary_Other)では、入力されたテキストを日本語に翻訳し、その要約を関西弁で生成します。

プロンプトは以下のように設定しました。

image.png

④要約結果の出力
Flow outputでは、生成された要約結果を出力します。

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実行結果

今回は、1.日本語 2.英語 3.中国語の3つで実行してみます。言語は違いますが、文章の内容は同じです。
ちなみに文章の内容は生成AIに作ってもらいました。

1.日本語
・要約前の文章

・要約結果
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2.英語
・要約前の文章

・要約結果

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3.中国語
・要約前の文章

・要約結果

image.png

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まとめ

今回は「Prompt Flows」を使って、入力されたテキストが日本語であればその要約を出力し、それ以外の言語であれば日本語に翻訳し、その要約を関西弁で出力するアプリケーションの例を実行してみました。

「Prompt Flows」には他にも多くの機能があるので、どんどん使って記事にしていこうと思います。

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