はじめに
本記事は「【BI入門】Amazon QuickSightの活用術~アカウント登録と権限設定~」の続きの記事になります。
前回に引き続き、今回はcsvファイルアップロードからデータを取り込む場合とs3からデータを取り込む場合に分けてデータをグラフ化する手順を画像付きでご紹介します。
前回の記事はこちら
Amazon QuickSightを触ってみる① ~準備編~
本記事の概要
- 本記事はこれからデータの可視化に着手したい方に向けて、Amazon QuickSightの使い方をデモを用いて解説します。
- ファイルアップロード➝データ取り込み➝可視化までを行います
- グラフ化した後の操作に関しては別記事でご紹介します
直接csvファイルをアップロードする
まずは直接csvファイルをアップロードしてQuickSightに取り込みます。
QuickSightのポータル画面から「New analysis」か「Manage data」をクリックします。
「New data set」をクリックします。
データを取り込む為の各種方法のアイコンが表示されます。
今回は「Upload a file」をクリックします。
ローカルPCからファイルを選択できます。
ファイルを正常に読み込めた場合、データの一部分が表示されます。
ここからデータの加工を行う場合は「Edit setting and prepare data」を、そのままグラフ化する場合は「Next」をクリックします。
今回は「Edit setting and prepare data」を選択します。
データの加工画面が表示されます。
ファイルのフォーマット指定や始動位置等の調節等が可能です。
加工が完了したら、画面上の「Save&visualize」をクリックするとグラフ化されます。
グラフ化が成功すると以下のようにデータの表示をすることができます。
なお、一度グラフ化に成功するとanalyses・datasetに保存されます。
S3に保存されたファイルを取り込む
続いてS3に保存されたファイルをQuickSightに取り込みます。
S3から取り込む場合は下記点に注意する必要があります。
・QuickSightのデフォルトの権限ではS3へのアクセス権が無い為、予め設定する必要があります。
・S3から取り込む場合はManifestファイルが必要となります。
先ほどの各種取り込み方法アイコンからS3のアイコンを選択します。
この画面ではデータセット名を入力する他に、Manifestファイルを指定する必要があります。
ManifestファイルはURL指定をするか直接アップロードすることができます。
S3上にManifestファイルを設置している場合はプロパティのリンクURLを指定することができます。
なお、Manifestファイルは下記のようなjson形式であれば問題ありません。
カンマ区切りで複数ファイルを指定することも可能です。
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{ "entries": [ {"url":"s3://バケット名/フォルダ名/データファイル名.csv"} ] } |
データの取り込みに成功した場合は以下のように表示がされます。
先ほどと同様、データの加工をするかそのままグラフ化させるかを選択できます。
せっかくなので色々グラフ化してみました。
グラフ化した後の画面の操作については今後の記事で紹介していきます。
今回の操作は以上となります。
終わりに
QuickSightを使えばAWSの各種サービスと簡単に連携でき、高速に動作してくれるので手軽にデータの可視化・分析ができます。
記事には記載しませんでしたが、QuickSightには自動的にデータ構造からグラフ種類、分析軸を推奨してくれる機能があります。折れ線グラフなのか、円グラフか何で表示するのがベストかわからないよ!という方には最高の機能ですね。
次回もお楽しみに!!