【AWS基礎】EFSの基本を5分で理解する

はじめに

今回はAWSが提供するファイルストレージサービス、Amazon Elastic File System (Amazon EFS、以下EFS)についてご紹介します。

本記事の概要

  • EFSの概要から解説します
  • AWS初学者、SAAやCLFを受験予定の方に向けて執筆しております
  • EBSとの比較についても触れていいます(SAAで出題多数)

1. Amazon Elastic File Systemとは

まずはEFSがどんなサービスか調べてみましょう。
EFSは冒頭にも書いたとおり、AWSが提供するファイルストレージサービスです。
従来のファイルストレージサービスでいうとDropboxなどが有名ですね。
構成は下記のイメージです。

image.png

次にEFSの大きな特徴についてまとめてみました。

共有ファイルストレージとしての利用

複数のEC2インスタンスからのアクセスだけでなく、オンプレミスのサーバとも同時にアクセス可能です(AWS Direct Connect必須)。
そのため、複数にスケールしたアプリケーションからも同じファイルにアクセス可能です。
また同一リージョンであれば異なるAvailabilityZoneでもアクセス可能です。

今までEC2で主に利用するストレージはEBSでしたがEBSは同時に複数のEC2インスタンスからマウントすることはできませんでした。EFSの登場で、様々な利用ができるようになります。

自動スケーリング

まさにクラウドのメリットですね。
EFSは自動で容量を拡張可能です。拡張やデータ削除によるファイルサーバの縮小などでサービスの停止などは発生しません。
いわゆるプランの変更などもなくシームレスに拡張・縮小は可能なので管理の手間が全くありません。
素晴らしい!

選べるパフォーマンスモード

汎用パフォーマンスモード

デフォルトのモードです。ファイルシステムを作成するときにパフォーマンスモードを選択しない場合、こちらのモードになります。
公式ドキュメントによると、利用シーンは以下になります。
【主な使用例】
・ウェブ配信環境
・コンテンツ管理システム
・ホームディレクトリ
・一般的なファイルサービス

最大 I/O パフォーマンスモード

最大 I/O モードのファイルシステムは、ファイル操作のレイテンシーがわずかに長くなる代わりに、より高いレベルの集計スループットと 1 秒あたりの操作にスケールできます。
公式ドキュメントによると、利用シーンは以下になります。
・ビッグデータ解析
・メディア処理
・ゲノム解析

EFS File Syncで高速データ移行

保存したい大量のファイルをオンプレミスやファイルシステムからEFSに移動させたい場合、EFS File Syncが便利です。
VMware ESXiまたはEC2インスタンスで実行され、NFS (v3 および v4) 経由でソースファイルシステムにアクセスし、動作します。
利用にあたり、VPN を設定したり、ファイアウォールを介してインバウンド接続を許可したりする必要はありません。

2.EBSとの比較

前述の特徴でも記載しましたが、従来のEBSとの違いについて見て見ましょう。

image.png

Amazon EFS は分散型であるため、複数のAZで保管されるのも魅力ですね。
また今回参照した下記公式のHPにはこちらのパフォーマンス比較以外にも、スループットの参考なども記載されているのでぜひ参考にしてみて下さい。

Amazon EFS パフォーマンス

3.料金体系

EFSの価格はシンプルです。
前述でご紹介した「汎用パフォーマンスモード」ではストレージ料金のみ、「最大 I/O パフォーマンスモード」ではストレージに加えてプロビジョンドスループット料金が加算されます。
EFS File Syncを利用した場合もシンプルで転送したデータ分だけです。下記に東京リージョンの価格を記載します。

【参考価格】

  • リージョン:アジアパシフィック (東京)
  • ストレージ(GB-月):0.36 USD
  • プロビジョンドスループット(MB/秒-月):7.20 USD
  • EFS File Sync(EFS への GB あたり):0.01 USD

おわりに

目的が違うので当たり前ですが、EBSよりも料金は高めなので用途に合わせて使い分けましょう。

サービス発表から待ちに待ったTokyoリージョン対応もされたのでこの機会にEFSを利用してみて下さい。
次回もお楽しみに!