■概要
SSM(Systems Manager)のフリートマネージャーと機能的にできる事を書いてみます。
機能が多く複雑そうに見えますが、使いこなせればとても便利なものです!
■フリートマネージャー
まずフリートマネージャーについてですが、以下はSSMのフリートマネージャーのページです。
ここでマネージドノードとなっているインスタンスは接続やパフォーマンスの確認といった様々なアクションを実行できます。
■マネージドノードのやり方
EC2インスタンスに対してSSMの機能を活用する為には、
対象インスタンスをマネージドインスタンス、もといSSM管理可能なインスタンスにする前準備が必要です。
以下の3つの条件が必要となります。
1.IAMロールの紐付け(AmazonSSMManagedEC2InstanceDefaultPolicy が必須)
2.SSMエージェントがインストールされている
3.SSMエンドポイントとの通信(パブリックIPかエンドポイントを用意)
前準備が完了すると、SSM内のフリートマネージャーにマネージドインスタンスとして表示されるようになります。
■KMSの設定が必要
より詳細にインスタンス内の情報を管理したい場合はKMSの設定が必要になるみたいです。
例えばパフォーマンスカウンターの機能はこちらの設定が必要になります。
手順は簡単です。
1.SSMのSession Managerを開いて「編集」
2.「Enable KMS encryption」をチェックし、keyを選択する
keyがない場合は「新しいキーを作成する」から、デフォルトで大丈夫なので作成しましょう。
(新規作成する場合はリージョンを間違わないように!)
3.KMS encryption が Enabled になればOKです!
■ツールで出来ること
フリートマネージャーで確認できる事について簡単に見ていきましょう。
ここでの対象のOSはLunux2023です。
・ファイルシステム
ここでは中のディレクトリを確認する事ができます。
ファイルの削除やファイル移動する際のコピーなんかも出来るみたいですね。
テキストとかだと中身のプレビューも出来ます。
・パフォーマンスカウンター
インスタンスメトリクスの確認が秒単位で観測できます。
CPU、ディスク、メモリ、トラフィックの項目があります。
・プロセス
動いているプロセスの確認が可能です。
TOPコマンドで見れるような内容が確認できそうですね。
後はプロセスを開始ができるみたいですが…?こちらは未検証です…
・ユーザーとグループ
ユーザーとグループの確認が可能なんですが、ユーザーをグループに追加する事も可能になっています。
またユーザーの新規作成や削除といったアクションも実施可能です。
・実行コマンド
ここは語る事が多いので割愛しますが…、例えばShellScript等のコマンド実行ができて、
それ以外でも他サービスと連携して定期実行が出来たり、多用途で使用可能です。
・パッチノード
パッチに関する操作です。
必要なパッチのスキャンであったり、インストールまで実施する事も可能です。
実行についてはログを残す事もできます。
簡単な内容になりましたが以上です!