AmazonWorkSpacesリリース前に知っておきたいこと⑧ 仮想デスクトップのメリット①

こんにちは!HALです。
前回のまでVDIのライセンスや、DaaSに関して案内してきましたが、今回、次回で2回にわたり、改めて仮想デスクトップのメリット、及びそのデメリットについて、記載していきたいと思います。

背景

そもそも仮想デスクトップはいつ頃から活用されていたか?ということですが、1990年代から一部で利用されてきましたが、当初はサーバの性能やネットワークの帯域の制約から特定業務のみで利用されるのみで一般ユーザーのデスクトップ端末に代わるものとして利用されるものではありませんでした。
仮想デスクトップが一般ユーザーのデスクトップ端末として注目されたのは、以下の2つの事項が大きいといえます。
[1]2011年3月に発生した東日本大震災
この震災の影響で計画停電や自宅業務命令等多くの方が業務を継続することが困難な状況に陥ったかと思います。そんな中で場所を問わずに事業を継続することが可能な仮想デスクトップに注目が集まりました。

[2] Windows XPのサポート終了
2つ目は、2014年4月で終了するWindows XPのサポート終了が大きいといえます。数百台、数千台規模のPCを管理するシステム管理者様にとって、利用しているPC端末全てのOSを入れ替える作業はかなりの労力になります。
今後もOSのサポート終了は発生する問題になりますので、デスクトップ端末の運用管理、アップグレードの負担軽減のためのソリューションの一つとして、デスクトップを仮想化することが検討に挙げられております。

メリット

それでは、仮想デスクトップのメリットについて改めて整理したいと思います。

[1]システム管理者にとってのメリット
・デスクトップの追加や削除、OSのバージョンアップ、インストールするアプリケーションの管理等デスクトップ端末の運用負荷の軽減

[2]経営者にとってのメリット
・事業継続生の向上
・外出時のPC紛失等の情報漏えい対策
・在宅勤務やリモートアクセス社員の生産性を高めるためのワークスタイルの変革

[3]利用者にとってのメリット
・どこからでも自分専用のデスクトップを利用できるので、外出時の空いた時間でタブレット端末などでの業務遂行

いかがでしたでしょうか?
今回はメリットについて記載いたしましたが、次回は仮想デスクトップのデメリットについて案内させていただきます。
次回もお楽しみに!!

 

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