AmazonWorkSpacesリリース前に知っておきたいこと⑨ 仮想デスクトップのメリット②

こんにちは!HALです。
前回は、「AmazonWorkSpacesリリース前に知っておきたいこと⑧ 仮想デスクトップのメリット①」として、仮想デスクトップの背景やメリットについて案内させていただきました。
メリットが多い仮想デスクトップですが、一方デメリットについてはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は仮想デスクトップのデメリットについて案内させていただきます。

仮想デスクトップのデメリット

[1]システム管理者にとってのデメリット
・障害時の影響範囲
仮想デスクトップはデスクトップ環境を集中管理することになりますが、これはデメリットの側面もあります。通常はデスクトップ端末に障害が発生した場合、1台のみが影響範囲となりますが、数十台を集中管理しているので、障害が発生した場合の影響範囲も数十台に及ぶ可能性が高いといえます。

・仮想化に対応しないアプリケーションの取り扱い
通常であれば問題なかったが、仮想化に対応しないアプリケーションが存在する場合の対応

・高速化ネットワーク環境の確保
全てのデスクトップがネットワークを利用することになるので、朝のログイン時等の集中する時間帯の対応等、ネットワーク環境の整備が必要になります。

[2]経営者にとってのデメリット
・IT投資の増大
初期費用を抑えるDaaSのサービス等色々なサービスから選択することが可能ですが、運用が代わることに対する教育、人員アサインや実際の業務をどう効率化して投資したIT投資を回収するかなどの検討が必要になるかと思います。

[3]利用者にとってのデメリット
・ネットワークが繋がらないとデスクトップを利用することができない。特に都心部では問題無いと思いますが、地方等無線環境が整備されていないところでの利用については問題になる可能性が出てくると思います。

いかがでしたでしょうか?
上記であげたデメリットに対応するために、DaaS等、様々なサービスが登場してきています。自社の環境と仮想する目的、優先事項の整理、それに応じた最適なサービスの選択を行う必要がありますよね。
次回もお楽しみに!!

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