こんにちは!HALです。
前回の「AmazonWorkSpacesリリース前に知っておきたいこと①~VDIのライセンス~」の記事に続き、AmazonWorkSpacesリリース前に知っておきたいことシリーズとして、VDIのライセンス、特に価格面について、ご案内していきたいと思います。
VDI導入にあたり、高い障壁となるのがVDAライセンスの価格!
PC端末に比べ価格が高くて、費用対効果的に導入が進められないといったケースはよくあることと思います。
必要となるWindowsのライセンスの価格帯は以下となります。
ライセンス | 概要 | 参考価格 |
参考価格2 (PC100台、3年間の場合) |
---|---|---|---|
Windows Server CAL | サーバーにアクセスするために必要となるライセンス | 6300円(PC1台/3年) | 63万(6300円×100台) |
Windows SA | 新バージョンのソフトウェア使用権など。VDA特典など、様々な特典がある。 | 21400円(PC1台/3年) | 214万(21400円×100台) |
Windows VDA | 仮想デスクトップへの接続権と仮想デスクトップOSのライセンス | 43200円(PC1台/3年) | 432万(43200円×100台) |
上記の表の通り、SAであれば、VDAライセンスの半額以下で利用することが可能です。
既にOSを購入済みであれば、SAライセンスが断然お得になるかと思います。
ただし、SAを利用するには、OSがインストール済みのPCが前提となりますので、シンクライアント等の場合は、この特典は利用できず、VDAのライセンスが必要となります。
また、全然別の方法でVDAのライセンスを購入せずに仮想デスクトップの環境を作る方法もあるようです。
Windows Server OS の標準機能である「デスクトップエクスペリエンス」を有効にすることで、Windows Serverライセンスで、Windows 7にそっくりなUIを表示することができます。
最大の特徴は、VDAなどのライセンスが不要で仮想デスクトップの環境が作れて、価格が圧倒的に安くなる点です!!
Windows Server の Datacenter エディションは、Windows Server OS であれば仮想マシンに無制限にインストール・実行できます。
1台のサーバあたりに120ユーザーを集約することを想定した場合、1ユーザーあたり、なんと22000円程度!!
しかも、買い切りなのでVDAの2年ぐらいのコストで利用することが可能です。
現在、AmazonWorkSpacesのこの方式での提供を予定しているようです。
こちらの詳細情報は、わかり次第ご案内させて頂きます。
■参考にさせていただいたサイト
以下のサイトを参考にさせていただきました。
■http://d.hatena.ne.jp/ogawad/
■http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20130304/460664/?ST=act-virtual&P=1
いかがでしたでしょうか?
次回はDaaSサービスについてご案内していきたいと思います。
お楽しみに!